2005年9月、
お知り合いの製薬会社のMRさんから
「影山さん、今度、うちの課に配属になった新人MR。
管理栄養士の免許を持っているんだって。
どうして、管理栄養士として働かなかったの?
って聞いたら、実習先の病院でイヤになったって」
と聞きました。
フムフム、なるほど~。
日本女子大学に4年間
社会福祉学科に在籍していたころ、
「将来は、福祉の世界ではなく、
もっとちがう世界を見てみたい……」
と、考えていたことを思い出していました。
卒業後、福祉とは直接関係のない
航空会社に就職した私に、
恩師は、
「好きなことをおやりなさい。
どんな道をあなたが選択しても、
かならず福祉につながってくるのだから」と、
お言葉をかけていただきました。
その言葉がどんなに深い言葉だったか……。
いま、ますます
その言葉の重みをかみしめています。
「栄養士業務ではない」
と思っている職場であったとしても、
栄養士という資格を自ら放棄しない以上、
私たちは栄養士。
どの職場であっても、
私たちの存在が
誰かのお役にたてるようであれば嬉しいこと。
家族に貢献できたり、
友人や知人に貢献できたり……。
まだお目にかかったことのない
栄養士MRさんへ。
お互い、思いっきり今の仕事を楽しみましょうね。