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3月24日(日)、桜で満開の横浜元町で 第319回パルマローザセミナーを開催しました。 (神奈川近代文学館) 「栄養士・健康支援者のための輪読会」を 今年からスタートさせ、今回で2回目。 今回は「新聞を読み込む―コラムから社説までー」という テーマで、講師・大橋禄郎先生(大橋予暇研究所主宰)に 丸1日ご講義をいただきした。 テキストは、新聞のコラム、社説2例、 平均寿命などに関する健康記事、スポーツ記事など。 今回の輪読会で印象に残ったことの1つは、 「朝日新聞」の≪天声人語≫と 「読売新聞」の≪編集手帳≫を 参加者1人1人が声に出して読んで、 参加者どうしで気がついたことを指摘し合ったことです。 音読することで、普段見落としがちな部分を 確認することができたこと、 読みなれていない熟語のアクセントに注意が入ったこと、 初見の文章をつっかえることなくスムースに読むと 聞く側に安心感を与えること……、 などを実感しました。 さて、家庭でとっている新聞といえば、 決まった一紙というのが一般的なのではないでしょうか。 ともに「新聞社の顔」と呼ばれるコラムですが、 2社の内容は切り口が異なっており、 そのことが比較して読むことで学べたことも 大きな収穫となりました。 同じ内容の記事でも、 新聞によっては、その切り口から ときには、冷たさや悪意さえもが感じられることもあります。 新聞によって想定する読者層が異なり、 それが文体にも現われることも知りました。 新聞社によって政治的立場が異なったり、 主たる読者が異なったりするため、 何紙をとっているかによって、 その人のメンタリティを、 ある程度想定できる場合もあるので、 「お宅は何新聞をとっていますか」と聞くことは、 場合によっては秘匿したい個人情報にもなりうる……と 大橋先生は指摘されます。 その他、参加者の多くが栄養士とあって、 新聞で取り上げられる健康記事をどう読むかという 大橋先生から教えていただいた視点には ハッとさせられた方は少なくなかったようです。 たとえば「長寿日本一の県」とか、 「世界平均寿命ランキングベスト10」とかという場合、 かならず、平均寿命が高い理由の1つに、 「野菜の摂取量が多い」「塩分が少ない」とかという 理由になることが多いけれど、 果たしてそれほど単純なものなのか……というモノの見方。 もしも、栄養士として、ある地域の平均寿命について コメントを求められたとしたら、 やはりの平均寿命と摂取栄養素との関係を 指摘することになりそうです。 しかし、地域の平均寿命の要因を、 そう簡単に栄養素と結びつけてよいのかどうか。 仕事の内容、余暇の過ごし方、人生観、 家族との関係、近所の人との人間関係などなど……。 健康を支えている要素は、 「食」と「運動」と「休養」だけではないことを 大橋先生から、ここでも教えていただきました。 読売新聞での誌上相談に ≪人生案内≫というコーナーがあります。 そこに高校2年の学生が、「やせて告白したい。 どうしたら食欲をコントロールできますか」 という悩みを寄せたのに対して、 精神科の医師が、「BMIからしてやせる必要はない」 という趣旨の回答されていました。 これに対しても、参加者で気がついたことを指摘し合いました。 「やせる必要がある」と思ったから、 こうして相談をされている以上、 「やせる必要がない」と言い切るのはよくない。 それよりも、まずは「やせたいんですね」と 共感をすべきだったのでは…… という方向に向かったとき、 大橋先生はこう指摘されました。 「この人はやせることを相談しているのでしょうか。 告白をしたいのが目的でしょう。 それに踏み切れず、ウエートコントロールの話に すり替えようとしているのではないでしょうか。 体重のことなどに触れないで、まずはプロポーズの方法を 示してあげるほうが、彼女の潜在ニーズに 沿っているのではないでしょうか」 そこで、大橋先生がご提案された回答例とは、 「告白するための〇箇条」。 たとえば……、 1.1日3回、カレとすれ違うようにする。 2.しばらくそれを続けたら、次に「お早う」 「さようなら」のあいさつをおこなう。 3. そこで知らん顔をされないようなら、 そこで「ちょっととお話したいんだけれど……」 「『そういう努力をしないで、体重の話にしてしまうあなたは 順序を間違えています。それは、問題から逃げることになりませんか』と、 ボクだったら回答しますね」と大橋先生。 栄養士だから、 食事の話、栄養の話、健康の話……と 自分で自分の回答さえをも、 狭めていたことを、一同実感されたことと思います。 もちろん私も。 今後、私たちが日々おこなっている食事相談、 健康相談の切り口が少し変化しそうです。 10時30分から午後5時30分までの 1日研修はいつもあっというまに終わってしまいます。 今後も輪読会はシリーズで大橋先生に ご担当いただくことになっています。 テーマには、「先輩栄養士や食関係者が書く文章を読む」 「食に関係のある小説を読む」 「幸福や愛など、思想を語る文章を読む」 などが候補にあがっています。 「専門性」の中に閉じこもるのではなく、 バランス感覚のある一社会人として自分を磨くために、 先生にテーマを見つけていただきながら 学んでいきたいと思っています。
by palmarosaK
| 2013-03-26 00:45
| 輪読会
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