
私たち栄養士の存在は、日々お仕事以外で
接する方たちにも、"健康”について考えていただけるきっかけになるということが多くあるように思います。
以前非常勤で勤務していた職場では、
職員が持参するお弁当に、野菜の量が増えたり、
あるいは、炭酸飲料から野菜ジュースへと
変わったり・・・。
栄養士の存在って、クライアントだけでなく、
スタッフ間にも大きく影響があるんだってことを肌で感じました。
お世話になっている職場で
いつも、温かく見守ってくださる先生。
「血圧が高いって言われてね~、
やせなさいっていわれているんですよ」
そこまで聞いたら、ほっとけない私!
「先生、もしよかったら、サポートさせていただきますよ」
それからは、食事記録を毎日つけるだけでなく、
お昼のお弁当はご自分で作って来られるようになったり、
からだを鍛えるために、ご自身にあった運動を
されるようになったり。
そして、毎週楽しそうに報告してくださいます。
「からだの調子いいよ。軽いしね。楽しいね~、
自分でご飯を作るのは。嫌いじゃなかったんだよね。
昔も男の料理教室に通っていたくらいだから」
血圧も正常値になり、主治医の先生からも太鼓判を
おされたとおっしゃる先生。
私たち栄養士は、影のサポート役。
「栄養士さんのおかげと思わせるサポートではなく、
自分はこんなにできるんだ、やればできる」と、
自らが行動した結果が今に至っている、
とクライアント自身が強く感じること。
そういうサポートをこれからも、
仕事である、仕事でないにかかわらず、
実践していきたいと思います。