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2月12日(日)、「食コーチングが考える『食育』とは」というテーマで 研修会を開催しました。 (開催会場:かながわ労働プラザ 開催時刻:午後1時30分~5時30分) これまでにも、各地の学校関係者や教育委員会から、 「食育」についての講演ご依頼をいただき、 お話しさせていただく機会はありましたが、 食コーチングについてのお話をする必要があり、 時間的にも内容的にも、「食育」そのものについて 充分にお話し尽くせないところがありました。 今回は、食コーチングの理論やスキルについては しばしばお話しさせていただいていた、 いわば中級、上級の人たちが対象。 その方々はご自身のご講演や授業の中で 「食育」を取り上げることも多く、 「食コーチング」をベースにした食育論を お話しする機会を持ちたいと考えていました。 お集まりいただいたのは、 栄養教諭、食育活動をおこなっている専門家や 行政に勤務する栄養士、 そのほか、食育活動に興味がある栄養士など13名。 食育基本法が施工されて7年がたちましたが、 現場にいる栄養士からは、 「当初よりも食育は下火になっていると感じる」 いう声が聞こえてきます。 もしそうだとすれば、 その原因の1つは、この法律には定義がなく、 どこに向かって、どう進めばよいのか、ゴールが見えないこと、 その結果として、いろいろのアクションを詰め込み過ぎて その活動範囲がやたらに広がっていること、 さらにまた、本来基盤となるべき家庭でのあり方が忘れられ、 イベント的な「教育」へと軸足が移りつつあること、 などなどでしょうか。 スナック菓子をお皿に入れて食べるのも食育であったり、 子どもたちにプールに潜らせて、食品が描いてあるカードを拾い、 それを食品群別のカゴに入れるという水泳遊びであったり、 レストランのシェフに調理実習をお願いしたり、 農業体験や漁業体験をさせたり……。 どれも無意味なことではありませんが、 指導者も生徒たちも、やればやるほど 「食育」の輪郭がわからなくなる、という 奇妙なことが起こります。 そして、食育を推進している人たちは、 くたくたに疲れ、イベント的な企画を アウトソーシングしたり、 いろいろのメディアに頼って、 それを丸写ししたりという具合に、 困惑と迷走を続けている状態。 そこで、食コーチングとしては、 こんな視点で「食育」についての考え方をお伝えしました。 1.「食育」をどう解釈するか。 2.「食育」の現状に関する問題点 3.食コーチングは、「食育」をコミュニケーションの問題と考える。 ①食育の定義はこんなふうに考える。 ②おとなに受け入れやすいアプローチとは 4.健康支援者が理解しておきたい「食」の意味17カ条 5.食生活デザインブック 「食育」は子どもに対して好ましい食教育をしよう、 ということで出発したと思われますが、 教育に当たる親の「食育力」はどうなっているのか、 という問題に当然行きつき、 すると今度は、「親への食育」などとのように、おかしな用語になっていき、 さらには「寝たきりにならないための食育」などという用例が出てきて、 ますます「食育」ということはの使い勝手の悪さが浮き上がってきました。 「食育」は、子どもを対象にしているとしても、 その親の意識やライフスタイルを改善しなければ、 「笊(ザル)で水をすくう」状態になってしまします。 そこで、食コーチングでは、 子どもにも親にも、同時進行的に食生活を活性化していただくために、 「食育」ということばの裏メニューとして、 「食生活デザインブック」という指針を考えてみました。 「食生活デザインブック」とは、 健康を維持・発展させるために有効な食事関連の行動の 原則を示したもので、2012年2月に 大橋禄郎氏のアドバイスを得て作成したものです。 対象は大人でも子どもでもOK。 食事を栄養素の補給のため、としてのみとらえるのではなく、 心身の健康を支える生活行動の基本ととらえ、それを習慣化することによって、 人間性、社会性を養うことにもなると考え、そのための方向を示しています。 デザインブックの中には、 1.食事を楽しむ心は人生を楽しむ心を。 2.リズムのある生活は食事を中心に回る。 …… 6.おいしく食べる「味わい力」をつける。 8.食材の買いものを健康ショッピングと位置づける。 ……などなど、8つの項目があげてあり、 その1つ1つの項目に、 食生活を通して、 人生が豊かになる指針が収めてあります。 それは、「これを食べれば100歳までボケない」というような 一見、インパクトが強いものではありません。 日常茶飯事を楽しみ、 人には「食」を魅力的にお伝えすることで、 食や人生に対し自信を持てるような指針にするというのが コンセプトです。 とかく食を軽視しがちな日本の男性に対しては、 食事が人格、人間性、実行力などを支える行動であることを 説いています。そのコンセプトからすると、 パソコンと向き合いながらの食事などは、 人格の破壊にもつながる、危険な行動ということになります。 食事相談担当者が、日常茶飯事を魅力的に伝えることは 相当の表現力を持たなければ難しい……と感じています。 「ヨーグルトを食べると免疫力が強くなる」とか、 「鮭のアスタキサンチンが老化防止になる」とかと ドクターにもっともらしく言われたほうが、確かにインパクトは大きい。 でも、考えてみれば、こういう各論、極論に 世の中が飛びつくのも、けっきょくは、 日常茶飯事を魅力的に伝えられなかった栄養士の責任ではないかとも思うのです。 哲学のある食生活、哲学のある人生とは何かを考えるきっかけの1つが 「食生活デザインブック」であってほしい……と願っています。 研修後にいただいたご感想の中には、 「この食生活デザインブックがあることで 自信を持って人々にアプローチできそうです。 これからの栄養士活動に取り入れていきたい」という お声が多くあがっていまし た。 食コーチングの視点から、今後も 「食育」活動を見守ってゆきたいと思っています。
by palmarosak
| 2012-02-15 12:10
| 食育
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