顔は周囲の人への伝言板。

第２３１回栄養士ブラッシュアップセミナーを横浜元町の
「かながわ近代文学館」で開催しました。
栄養士のためのメークアップ講座には
４名の栄養士さんが参加されました。

メーク講座を栄養士サークルでとりあげたのは４年前。
「どうして栄養士がメークを習う必要があるの？」と、
一般の方はもちろんのこと、同業者である
栄養士にも不思議なことと映ったようです。
　　　　　　　　　　群馬県で高齢者福祉施設に勤務される栄養士、荻原紀子さんのビフォー・アフター

ところが、ここ１年、栄養士の専門誌で
メークをとりあげられるまでになったり、
各地の栄養士サークルから、
身だしなみについてのセミナーの
ご依頼を受けるようになったり……。
栄養士を取り巻く環境も少しずつ変わってきているように思います。

以前研修会で、ベテラン栄養士さんが
おっしゃっていたことが、いまでも忘れられません。

頭はひっつめにして、スッピンで仕事をすることが
栄養士のステータスだと思っていたので
栄養士がお化粧や身だしなみについて
考えるのは恥ずかしいとさえ思っていたとか。
　　　　　　　　　　　　　　静岡県の病院に勤務される栄養士、田代知美さんのビフォー・アフター
さて、パルマローザでいつもお世話になっている講師は塚本富美枝さん。
塚本先生はそうおっしゃる栄養士さんのご発言にもさらりとかわします。

「お化粧は身だしなみの１つです。
　せっかく女性に生まれたのだから、
　いつまでもきれいにいたいですよね」

栄養士が自分の食事相談がうまくいっていないと感じたとき、
指名してくださるクライアントが少なくなったとき……、
場合によっては、私たちの身だしなみに問題があるのかもしれません。
栄養士が社会に向けて自己アピールをしようと思ったとき、
従来の「栄養士らしさ」では、
パワー不足かもしれません。

私たちが日々食事をするように、
庭の木々に水をやるように、
自転車にときどき油を差してやるように、
身だしなみも定期的にメンテナンスする必要があるようです。