カテゴリ
全体 食コーチング アクションクッキング 文章教室 食ジム コミュニケーション研究会ひろしま 身だしなみ 写真教室 絵手紙 『エンパル』 歩コム チャーミングセール 日本体操祭 首里城 輪読会 日本国紀 ハウステンボス 人生100年時代 京都 食の地図 野毛山動物園 女子栄養大学 加計呂麻島 ターシャ・デューダ 影山なお子 連載 フェイス・ストレッチ 「講話力」強化セミナー 座間味島 国立劇場 日本病態栄養学会 リーダーシップゼミ 「給食だより」セミナー 食育 海からの贈り物 日本丸 メイクセミナー ディズニー・シー 横浜マリンタワー マラソンセミナー 開業栄養士 企業研修 嚥下障害 ハワイ パルマ キャリアアップ サロン 日本体育大学 栄養士のための話し方セミナー 落語・寄席 廣瀬淡窓 ダイビング 東畑朝子先生 映画鑑賞 亀石早智子先生 平塚らいてう 摂食障害 メタボリック・バスターズ パシフィックビーナス 英会話 商標登録 ストレスとモチベーション 大橋禄郎先生 歯医者さん 特定保健指導 坂東眞理子さん ANA パルマローザサークル 岡山県栄養士会 肯定的指摘、肯定的問いかけ 摂食障害 東京都栄養士会 保育園栄養士 東京療術学院 兵庫県姫路市 マライエ・フォーゲルサング 福岡県栄養士会 マイコーチ 九州女子大学 伊勢原市役所 三重県栄養士会 長崎県栄養士会 シェリロゼ 岡山県栄養士会 クリストファー先生 東京都 北区 日本女子大学 ライトシューズ ホテルニューグランド 山の手ロータリークラブ 一般体操指導員 横浜・元町 アンチエイジング 日本糖尿病学会 臨床検査技師のための「食コーチング」 青森県栄養士会 うさぎやのどら焼き NY 高知県栄養士会 愛知県栄養士会 林文子さん 日本栄養士会 PEACH 厚木 スポーツ栄養士 デパートで食事相談 岩波ホール 鷲尾絖一郎 糖尿病ネットワーク 魅力的な応え方100本ノック 影山なお子 研修会 日本橋 埼玉県栄養士会 アベックラーメン 三溪園 大阪府栄養士会 栄養士のためのライフデザイン 100円ショップの食コーチングマインド 本多京子先生 上野動物園 赤穂浪士 ホテル「トアロード」 フリマ 語学留学 読書 元町公園プール 自転車 熊本合宿 スケジュール 多摩動物園 聖マリアンナ東横病院 富士山 立ち居振る舞いセミナー ぶらパルマ 宗像伸子先生 「問いかけ」100本ノック 徹子の部屋 ホテルライフ ステイ・ホーム 神奈川県栄養士会 オンライン食事相談 mizutori 鷲尾絖一郎 ジョージア映画 デコパージュ ドナルド・キーン 以前の記事
2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 more... フォロー中のブログ
最新の記事
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2023年1月22日(日)は、 栄養士のための、 ≪健康をカタチにする身だしなみセミナー≫ 第2回を開催しました。 (第1回は、 昨年11月12日(土)に、 ≪オンナ度を上げるコートテクニック≫を開催) 今回のテーマは、 ≪お打ち合わせのときの身だしなみ≫ 前もって、 以下の課題をみなさまにお送りしていました。 ≪食品会社のある企業から、 「新商品のことで相談にのっていただきたい」 と、ご相談がありました。 あなたは、今週月曜日、 渋谷の、その食品会社の本社で、 広報の方とお目にかかることになっています。 そのときお召しになる服装でおいでください≫ 栄養士としてのキャリアが長くなるにつれて、 所属する組織の中や外での打ち合わせなどがふえてくることは、 誰もが経験することの1つでしょう。 ![]() もちろん、所属する組織以外での打ち合わせ、 住まいのある地域での会合、 子どもを通しての集まり、 家族ぐるみでのつきあいなどもあります。 予定をしていなくても、 突然、「その日」がやってくることもあります。 そんな「きょう」を、 ただただ受け身で待ち受けるのではなく、 打ち合わせがあるのは「きょう」かもしれないと、 スタンバイしておくことで、 本番をリラックスして臨んでいただけるのではないか……。 たくさんの失敗を経験をしている私の経験を、 今回の身だしなみセミナーで、 シェアさせていただきました。 今回は、各自、課題にそった服装で ご参加いただいたので、 コートを手に持って、 (コートの持ち方もチェックポイント) 部屋のドアをノックしてお入りいただくところからスタート。 ![]() 「コンコンコン」 まさか、ノックの音1つにも、 ダメ出しが出るなんて(!!) と、思った人もいらっしゃるはず。 ![]() 「ノックの音が小さすぎる」 「ノックの音が小刻みで、落ち着きがない」 「もう少し、間隔をあけてみては?」 そんなときは、もう一度、ノックからスタートします。 ![]() 建物の外で、 アウターを脱いで(手に持ち)……、 お部屋に入っていただいた後、 プレゼンテーションをしていただきました。 これまでにも、 何度も身だしなみセミナーにお出でいただいているので、 姿勢、身だしなみ、歩き方などに関して、 大きな減点の人はいらっしゃいません。 ![]() みなさまのプレゼンテーションにも、 共通の項目が複数ありました。 「広報の方とお目にかかるのですから、 リクルートスーツのような、 マジメな服装はしないように気をつけました」 ![]() 「『冬の白はさわやか』に感じていただけるのでは?と考えて、 さわやかなイメージで白で統一しました」 「新商品のことでお話しが……とのことでしたので、 服装も硬すぎない感じで臨みました。 ラフといっても、ここで学んだことですが、 緑色のカラフルなジャケットでリラックス感を出して、 インナーは、ネイビーのワンピースにしました。 このスタイルが、いつも、ここで、 おほめいただくことが多いので」 ![]() 「マスタード色のジャケットを着るので、 マスタードの色が映えるようなコートを選びました」 (コートは白に限りなく近いアイボリー) ゲスト講師の大橋禄郎先生、 そして影山、 その他、ここ最近、 大手食品企業のお打ち合わせがあった、 米澤須美さんにもご協力いただきました。 ![]() 大橋先生からは、 「広報といっても、いろいろの広報があるから 注意しなくてはならないですね。 マスメディアと関わりのある広報もあれば、 大学にも広報がある。 依頼先、依頼内容、担当者との事前のやり取り(メールや電話) などによって、身だしなみが決まる。 一般的に言えるのは、 マジメすぎる服装をすると、 むしろ野暮ったく見える傾向がある」とのこと。 ![]() ご参加の方からは、 「自分でもそこを指摘されるのではないか……と、 思っていたので、やっぱり……と思った」 「コート選びが難しいと感じました。 『ジャケットとのコーディネートは満点』を いただきましたが、上に羽織るコートが ジャケットと色的に合わなかったりして、 自分でも、これではないなぁ……と、 思っていたので納得です」 などというお声もあがりました。 ![]() 今回、複数の方が 共通の指摘を受けていた内容は、以下の項目。 ・コートを脱いだとき、 コートと中のジャケット、インナーの色が 合っているかどうかを確認する。 最後の詰めが甘くならないように。 ![]() ・歩き方が小走りになっている人がたまにいる。 それは、人としての器が小さく見えてしまう。 もっとゆっくり、堂々と歩いて。 ![]() ほとんどの人が 「センスがいい」 「この色とこの色とのコーディネートがただモノではない」 「GOOD」 「言うことなし」 と、太鼓判をいただきました。 ![]() ここでは、昨年、大手食品会社さんからの ご依頼に続いて、 今年も、契約更新された米澤須美さんにも お話を伺いました。 (1)当日の服装 (2)当日、までに用意していくこと。 (3)当日、持っていくもの。 (4)会場までのアクセス&到着時刻 (5)お打ち合わせ開始15分前 (6)お打ち合わせスタート *お名刺で・ごあいさつするときに気をつけることは……。 (7)お打ち合わせ終了から帰途へ (8)お打ち合わせが終わったその日中におこなうこととは……。 ![]() 米澤さんの勝負服は、 昨年度、身だしなみセミナーでご購入された、 ジャケット(ベージュ系のカジュアルなデザイン)と ワンピースの最強コーディネート。 もちろん、それ以外にも、 勝負服は、いろいろお持ちです。 ![]() その米澤さんによると、 「新製品のことで……と相談を受けたのは私もそうです。 マジメな服装からは、ユニークな発想は生まれないと感じているので、 アシダさんで購入した、色もののジャケットで臨みました」 「『ラフな格好で来てください』と言われても、 あまりにも、ラフすぎる格好だと浮いてしまう。 わかりやすくいえば、 リクルートスーツのような色合い、コーディネートに ならないように気をつけました」 ![]() 「地方に出かける場合、時間が読めないので、 1時間前に到着するように出発していても、 タクシーがつかまらない (都会のようにタクシー乗り場があったとしても)、 バスが1時間に1本だったり……。 そういう地域もあるので、 念のため、1時間以上前には、 現地に到着できるように準備しています」 企業との打ち合わせを経験していない方々でも、 いつかのその日に備えて 拝聴できたことも、財産になると思います。 ![]() 2番目は、 ≪お打ち合わせ本番で。NG事例集≫を、 それぞれ、発表し合いました。 影山のあるある失敗談を、 みなさまに披露させていただきました。 恥をしのんで……。 ・20年以上前のこと、 中小企業の経営者の方々が主催される 集まりにお招きいただいた。(夏の夜) みなさん、ジャケット姿であったのに、 私1人が、ノースリーブのトップスというスタイルで、 誰からも指摘はなかったけれど、 おおいに浮いてしまっていた。 ![]() ・ある栄養士組織から依頼があり、 研修会にうかがった。 久しぶりの対面での研修会であったにもかかわらず、 あとで、広報に載った写真を見て、ガックリ。 超ミニ(! )の自分のスタイルに、 「穴があったら入りたい」 ![]() 「ちょっと短いかな」とは思っていたが、 ここまで短かったとは!! 膝が丸見えだった!! ある人は ・昔、バルーンスカートがはやりだったとき、 セミナーにも何度か着て行ったことがありました。 いま、考えて見れば、バルーンのカタチのスカートは、 かなりカジュアル。 オフィシャルの場ではそぐわなかったことを知った。
![]() その他、 手をあげると、下着が見えてしまい、 しかも、「カイロ」が貼ってあるのが丸見え!! 体型に合っていない、ぱっつぱつのパンツ、 へそが見えてしまうインナー、 モコモコのダウン(すっきり感なし) 登山に行くかのような足元(ショートブーツ) などを、テキストでお示ししました。 ![]() 3.初めてのお打ち合わせまでに備えておきたい、 アクションプラン として、8項目あげました。 その中には、 依頼された企業のホームページやその会社のコンセプト、 創業者の名前、 創業者あるいは関係者が出版している著書などを 確認したり、熟読したりすることも、 アクションの1つとお伝えしました。 ![]() その他には、 自身の著書や刊行物などがあれば、 さりげなく用意しておく。 自分が関係したイベントや記事などは、 日頃からスクラップをしておいて、 このようなときに持参して、 近い話題になったとき、 「そういえば……」と さりげなく出してお見せする。 (自著がある場合も、この段階では贈呈しない) その他 名刺は適宜更新しているか。 以前の肩書のままになっていないか、 (所属が変わったら作りかえるか部分訂正をする。 勤務先の名刺とは別に、私的な名刺を作る場合は、 勤務先から誤解されないように要注意。 事前に了承してもらうか、内密にしておくか) ![]() 名刺入れが古びていたり、 ヘビロテしすぎて、くたびれたりしていないか、 なども、チェックしました。 また、 久しぶりに、名刺をさしあげるときの 注意点、名刺交換の演習なども 今回のセミナーでおこないました。 名刺をいただいたら、 そのまますぐに 名刺入れにしまってしまうのではなく、 表、裏を拝見して、 そのときに応じて、 「問いかけ」100本ノックを実践します。 ![]() もちろん、 「問いかけ」は「尋問」ではありませんので、 「問いかけ」すぎて、 相手にひかれてしまわないように……♪ ご参加者いただいた方の中には、 お打ち合わせを何度かご経験されている方も いらっしゃったので その方々の情報もいただけました。 ![]() 実際に、 お打ち合わせがスムーズにいったとおっしゃる方から 「この身だしなみセミナーがあったから、 自信につながった」 というお声をお聞きすると、 「やっていてよかった」と思います。 私自身、いまも失敗の連続です。 が、失敗をそのままにせず、 どなたかに話して、その教訓までをも、 学びにしていただければ、 失敗も前進のきっかけにできるはず。 ![]() 栄養士の人材派遣会社にいらしたことのある 栄養士さんのお言葉が忘れられません。 栄養士さんたちに、 面接あるいは説明会にご案内するとき 「どんな服装で行けばよいですか」と聞かれることが多いので、 「ラフな服装でいいですよ」と伝えると、 まるでパジャマのような服装で いらっしゃる方も少なくないとか。 ![]() そのことを考えると、 「ラフな服装とはなにか」 「ラフ」(粗い。粗野)と「カジュアル」とは違う。 「カジュアル」にも1~100以上のバリエーションがあります。 そして、「1人の面接官の後ろには、 50人の同じ部署に配属になる同期、先輩がいる」 と、思っていたほうがよいのではないか……。 いつも、その話しを思い出しながら、 身だしなみセミナーの構成を考えています。 ![]() この身だしなみセミナーは、 思い立ったときに、 いつでも、単発でご参加いただける、 実践を中心にした身だしなみセミナーです。 ![]() ![]() 「パルマローザで学ばれた栄養士さんって 他の栄養士さんとなにかが違うよね。 話し方も、身だしなみも、伝える力も……」 なんて言われる日を目指して、 これからも努力いたします。
身だしなみセミナーが、 ここ、横浜でスタートして15年。 ![]() ![]() その目的は、 「健康をカタチ」として表わし、 自分および社会の健康度をあけること、にあります。 ![]()
各地の栄養士組織を通じて、 「栄養士が健康をカタチにする身だしなみとはなにか ―食コーチングの視点から―」 というテーマでお伝えし続け、 日本の健康環境を、 よりよくしていきたいと思っています。 #
by palmarosaK
| 2023-01-25 22:27
| 身だしなみ
![]() 横浜では2つのイベントを開催しました。 1月7日(土)は、 全国的栄養士・健康支援者ネットワーク ≪パルマローザ≫サークル主催の新春セミナー。 ≪「人生100年時代」の栄養士像を描く≫。 翌日の1月8日(日)は、 「食ジム」第107回、 ≪「健康のカタチ」としての身だしなみには、 どのような方向性があるか≫ 座長 三上聡美さん アドバイザー 大橋禄郎先生/影山なお子 1月7日(土)の新春セミナー ≪「人生100年時代」の栄養士像を描く≫は、 大橋先生のブログで、 ご紹介していただく予定ですので、 ここでは、 「食ジム」第107回についてを 振り返ってみたいと思います。 「食ジム」は、 「食コーチング ディスカッション ジム」の略称で、 2011年10月30日(日)を第1回とし、 以降、12年間、毎月1回、横浜で開催している、 「コミュニケーションの強化を目的としたトレーニング」 として、各地から栄養士のみなさまにおいでいただいています。 どなたも最初は、 「ここって敷居が高いのでは?」と、 尻込みしがちのようですが、 ご参加いただくたびに、 「ここに来るようになって、 自問自答する習慣ができた。 職場などでも、自分の意見を躊躇なく、 発言できるようになった」 「定年後の人生をいま、30代、40代のいまのうちから 準備できるようになったのは大きな収穫」 「コミュニケーションに長けている方が多いので、 その中にいることが、ライブでの大きな学び」 などなどのご感想をいただくことが多くなりました。 なかには、 12年間、欠かさず毎月通ってくださる 「皆勤賞」の方も! その方によると、 「なにごとも続かなかった私が 『食ジム』だけは続いている。 『食ジム』は1年間分の予定を先に スケジュール帳に記載しています」 と、おっしゃるシッカリ型も。 新春、初めての「食ジム」は、 以下の進行でおこないました。 1.身だしなみについて、人から指摘を受けた いまだから言える私の恥ずかしかった物語。 2.見ると心が波立つ、なんともうっとうしい、 人さまのこんな身だしなみーー 頭のてっぺんからつま先まで。 3.「健康のカタチ」を意識した身だしなみ --私の流儀。 4.身だしなみの「健康度」 その採点基準は……? (WHO健康身だしなみ委員会の選考基準として……) 「食ジム」では、どなたでも発言しやすいように、 まずは1番目の項目をつくっています。 自分の経験談だったらどなたも発言しやすいので、 スタートの項目だけで、 午前中かけて大いに盛り上がりました。 その「恥ずかしかった物語」とは……。 *セミナー中、部屋が暑かったので ジャケットを脱ごうとしたら、脱ぎづらく、 悪戦苦闘しながら脱ぎ着している姿を、 参加者全員に見られてしまい、その姿を指摘された。 *会社に出勤したとたん、同僚から 「おめでた?」といきなり祝福された。 ただただ、太っていただけなのに。 *当時、オーバーサイズが流行っていたときに なにも考えずに着ていたオーバーオール。 普段は5号のサイズの私。 人、2人は入るであろうその服をみた友人が 「デカくない?」とのリアルな指摘があった。 *ふだん姉や親せきのお下がりばかりを着ていたので 世間では何が流行っているかなんて考えたことがなかった。 中学生時代、姉のお下がりのキュロットを着ていたら 「昔みたい」「キュロットなんていま、はかないでしょ」と、 同級生に指摘されて恥ずかしかった。 以来、学校の外で会うときは、つねに制服を着ていた。 *栄養士会主催の研修会の後、懇親会に出席した。 企業側の担当者と栄養士会の重鎮たちは、 全員がジャケットを着用していたが、 私はノージャケットでカーディガン姿。 とても恥ずかしい思いをした。 ・ダウンジャケットを購入して着ていたら、 大橋先生に「捨てたほうがよくない?その服」と。 確かに、このダウンジャケット(ベージュ)を着ると、 顔色が悪く見え、しかも、いつもの自分ではないように 感じた。 (ちなみに、その直後、大橋先生は体調不良となり嘔吐したとか) *オリーブ色の(某先生はこの色を「国防色」と呼ぶ) ジャケットを着ていたら、 大橋先生から「その色は、まわりの人を不健康にする色」と 指摘された。 *社会人になったすぐのころ、 年下のボーイフレンドの影響で、 いつも「ジーンズにパーカー」というカジュアルなスタイル。 会社に出勤するときもその恰好で行こうとしたら、 母から「山登りに行くような格好で何してるの?」と、 指摘され、ハッとした。 *髪にボリュームがあるほうなので オイルをつけていたら、 まわりから「何日もお風呂に入れなかったの?」 と、同情された。 *何年も前、ブティック・アシダさんが主催する、 クリスマスパーティーにご招待いただき、 フランス料理のフルコースを着席スタイルでいただいた。 同席のご婦人たちは、アシダさんの常連さんたち。 みなさん、とてもおやさしく、 自分が場違いな服装で参加していることは、 どなたもおやさしかったので指摘されなかったけれど、 自分自身がいちばん恥ずかしかった。 大橋先生は、会社員時代(映画制作会社時代)、 「新調したスーツを着て行ったら、 『銀行員が来た』」と言われた。 「それは屈辱的な指摘で、以後、 ジャケット派になった」とお話しされました。 「メディア系の仕事をしている人間は、 『銀行員』と言われたりすると、 なぜかプライドを傷つけられる」と。 上下のスーツがカチッとしすぎていて、 自由人という印象のメディア系のイメージとは かけ離れているせいもあるのでしょう。 先生が50年前のことを つい昨日のようにお話される様子を見て、 私たちの身だしなみも、 何十年も語り継がれているのだ……と あらためてそう感じました。 自分の失敗例は、20年、30年経っても、 忘れることはできない……、 そんな事例を みなさまからたくさんご紹介いただきました。 さて、では、その「人さまの身だしなみ」は どうでしょうか。 ある人は、 「職場の同僚の男性の頭が あえてバーコードにしているのが気になる」 と、おっしゃいます。 このケースについては、 議論がかなりされました。 「その人にとって髪1本でも 『あることが大切』だから、 まわりの人がどう思うのは二の次。 第三者が指摘して、どうにかなるものであれば 議論の余地があるけれど、どうにかならないものであれば ここでの議論は不毛に終わるのでは?」などなど。 もちろん、 「バーコードになるくらいであれば 初めから、頭を丸めたほうがかっこいい」 という風潮があればよいとは思いますが。 その他 「ノースリーブのワンピースの袖から 下着が見えている人。 『ジャケットを着ているから人からは見えない』 という姿勢が気になってしまう」 「黒の上下に、フケがたくさんついている人。 シャンプーが合わない可能性があるのでは?」 「いま、流行しているから、いま、お店で売っているから、 有名ブランドのものだから……という理由で、 ダブダブのオーバーサイズの衣服を着ている人」 「職場で『楽だから』とサンダルを履き続ける人がいる。 以前、他の場所に異動があったとき、 市民からのクレームでその職場では、 サンダル履きはなくなったのですが、 新しい職場は……」 「職場で、いつもエプロンの栄養士がいる。 調理をするわけではない部署なのに……。 なぜか、エプロン姿。 しかも、そのエプロンはよれよれ……。 たずねてみると、 『これが私の制服のようなもの』と言う後輩栄養士」 「研修会やどこかよそに行くときは ステキな服装であっても、 普段着が、『あれ?』と思う人がいる。 そんなときは、街であっても、 声をかけることはためらわれる」 以上の2項目でおおいに盛り上がり、 予定していた時間をオーバーしてしまうほど、 身だしなみに関する話題は尽きないのだと、 あらためて実感します。 「健康のカタチ」を意識した身だしなみとは どんな身だしなみなのでしょうか。 大橋先生は、 『栄養と料理』の編集長時代、 「身だしなみがきれいな人が担当したページは、 きれいに仕上がる傾向がある、と。 お料理はお料理の先生が、 写真はカメラマン、時にスタイリストもいて、 そのシーンに担当者は参加していないのに、 きれいなページができあがる。 それは裏方ながら、コーディネーターとしての 担当者のマナーや身だしなみが、 なんとなく関係者に伝播して、 質の高いページへの方向性を決めるのでは、とのこと。 そのお話をお聞きするたびに、 納得する事例があるのです。 航空会社時代に勤務していた同僚、先輩たちの 少なからずが、 「食」の分野に転職している人がおり、 ご活躍になっていることを。 栄養士の資格がなくても、 彼女たちの社会性という情報や教養が 魅力的に映るのでしょう。 栄養士である私たちは、 うかうかしてはいられません。 さて、3番の項目では、 ≪「健康のカタチ」を意識した身だしなみ --私の流儀≫ 以下のご意見が出ました。 *職場にはきなれたパンプスをはいていくたびに、 「いつもキチンとしていますね」と指摘される。 (サンダル履きの人が多い職場) 私にとっては、「パンプスがはける」自分でいることが、 健康の「カタチ」だと思い、実践している。 *ジャスト・フィットした服を愛用。 (買った服はそのまま着ないで、 自分のサイズにあった袖丈、 ひざ丈などにお直しをしてから着る) *自分も、まわりも元気になるような ビタミンカラーをかならず1品差し色として 取り入れている。 *10年前、20年前、30年前の服でも 着られることはできるが、 やはり、流行もチェックしている。 肩パッドが流行ったときのものをそのまま 着ることはせず、いまの流行にあわせて 少しはお直しをしてから着ている。 *リサイクルショップで購入したお洋服や お着物は、そのまま着ることはしない。 少しリメイクすることで、自分らしさが増す。 *家から一歩外に出たら、 「もう、そこは、舞台」と考え、 よそい着の服は、ふだん着としてヘビロテしている。 *旅館、ホテルなどに併設する入浴施設には、 館内で浴衣で行かない。 (浴衣でOKと書いてあっても、 自分で用意した部屋義を着用する) *スポーツクラブなどで、備えつけられている スポーツウェアを着ない。 自分のお気に入りのスポーツウェアで 運動することが、私の健康のカタチ。 *旅館、ホテルの朝食会場では、 備えつけの丹前、浴衣で朝食フロアには行かない。 自分のお気に入りのふだん着を持参して 朝食をいただくことが、私の健康のカタチ。 最後、ユニークな項目、以下のテーマで いよいよ、本日のゴールへと進みました。 身だしなみの「健康度」 その採点基準は……? (WHO健康身だしなみ委員会の選考基準として……) ★★ ・TPOにあっている。 ・ジャストフィット感。 ・季節感があるかどうか。 ・生地がポリエステル。 ・清潔感があるか。 ・髪や生地にツヤや光沢感があるか。 たくさんの項目が発表されたので ホワイトボードに1つ1つに書き上げていきました。 最後の最後、 大橋先生が、 ご自身のブログにおまとめくださっていますので ぜひ、こちらをご覧ください。 近日中に、お示しくださる予定です。 新春最初の「食ジム」第117回は、 恒例の表彰式をおこないました。 昨年度、 1月~12月までの 「食ジム」皆勤賞は7名いらっしゃいました。 皆勤賞のみなさまのご発言には、 以下の共通点がありました。 「1年間の予定をすべてスケジュール帳に 記載しているので、 どんな予定も、この『食ジム』の日程以外に 変更しているから、皆勤賞を狙えました。 偶然そうなったのではなく、 あえて、そのように意識したことで、 『皆勤賞』というご褒美をいただけました」と。 多くのご予定がある中、 この「食ジム」のために 1か月に1回、みなさまの貴重なお時間を 確保していただきましたことを 心より感謝申し上げます。 「食ジム」は、 スタートから12年が経ちました。 これからも、栄養士・健康支援者のみなさまの 一歩も二歩も先行く、 足元を照らす存在の「食ジム」であり続けたいと 考えています。 2023年も、 どうぞ、よろしくお願いいたします。 次回の「食ジム」は、 2023年2月12日(日)。 テーマは、 ≪栄養士が副業を持ちつつ、 イキイキと生活を続けるための心構えとは≫ 座長は、 12年間、「食ジム」皆勤賞の 岩田博美さんがご担当くださいます。 初めての方も大歓迎。 みなさまのご参加、 心よりお待ちしています。
#
by palmarosaK
| 2023-01-13 00:00
| 食ジム
明けまして、おめでとうございます。 2023年も、 非営利・全国栄養士ネットワーク ≪パルマローザ≫、 ≪食コーチングプログラムス≫を、 以下、 1月~2月までに開催する、 研修会およびイベントをご案内させていただきました。 どのイベントも どなたでもご参加いただけます。 ご参加ご希望の方は、 影山なお子までご連絡くださいますように。 ・1月2日(月/祝) ≪ぶらパルマ in 横浜≫ 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生 ・1月7日(土) パルマローザ新春セミナー ≪「人生100年時代」の栄養士像を描く≫ 主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 会場 かながわ労働プラザ 時間 10時30分~17時30分 ・1月8日(日) 「食ジム」第117回 ≪「健康のカタチ」としての身だしなみには どんな方向性があるのか≫ 主催 食コーチングプログラムス 座長 三上聡美さん アドバイザー 大橋禄郎先生/影山なお子 会場 横浜市技能文化会館 時間 10時30分~17時30分 ・1月14日(土) ≪ぶらパルマ in 目白≫ 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生/影山なお子 集合場所 JR目白駅改札 11時 ・1月15日(日) ≪食コーチングセレクション≫ 第10回 テーマ ≪「食事の栄養バランス」をわかりやすく伝える 5つのポイント≫ 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 会場 横浜中華街オフィス 時間 11時~17時30分 単発でのご参加、大歓迎。 ・1月21日(土) ≪食コーチングセレクション≫ 第10回 テーマ 「食事の栄養バランス」を わかりやすく伝える5つのポイント 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 会場 横浜中華街オフィス 時間 11時~17時 ・1月22日(日) ≪健康をカタチにする身だしなみセミナー≫ 第2回 テーマ ≪お打ち合わせコーディネート≫ 主催 食コーチングプログラムス 講師 大橋禄郎先生/影山なお子 会場 関内ホール 時間 11時~17時 ・1月29日(日) 第1回 ≪お取り寄せ名人のお取り寄せ≫ 主催 パルマローザ お取り寄せ名人(栄養士) 小林美穂さん 会場 横浜市技能文化会館 時間 13時~16時30分 ・2月4日(土) ≪栄養士のためのメイクセミナー≫ 主催 パルマローザ 講師 塚本冨美枝先生 会場 かながわ労働プラザ 時間 10時30分~13時 ・2月11日(土) ≪アクションクッキング≫ テーマ 「バレンタインのおもてなし &デコパージュ」 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 会場 横浜中華街オフィス 時間 14時~17時30分 「食ジム」第113回 ≪「食ジム」のセルフチェック、 この経験をどう評価し、どう生かしてゆくか≫ 主催 食コーチングプログラムス 座長 岩田博美さん アドバイザー 大橋禄郎先生/影山なお子 会場 かながわ労働プラザ 時間 10時30分~17時30分 ・2月18日(土) ≪栄養士のための話し方セミナー≫ 主催 パルマローザ 講師 渡辺由佳先生 会場 関内ホール 「食コーチング」輪読会 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 会場 横浜中華街オフィス 時間 11時~17時 ・2月25日(土) ≪食コーチングセレクション≫ 第10回 テーマ 「食事の栄養バランス」を わかりやすく伝える5つのポイント 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 会場 横浜中華街オフィス 時間 11時~17時30分 ≪パルマローザ20周年イベント≫ 主催 パルマローザ 会場 横浜元町・「霧笛楼」 時間 11時30分~15時を予定 #
by palmarosaK
| 2023-01-10 00:41
| スケジュール
2022年12月24日(土) 食コーチングプログラムス主催の SASサロンとは、 「スタンバイ・アクション・サロン」の略称。 今年1年の振り返りとともに、 来年への抱負を語り合う集まりです。 ご参加の方には、 「それぞれ一品を、ご持参ください」 と、お伝えしました。 開催した当日は、クリスマスイブ。 テイクアウト店はどこも大忙し。 そのため、「一品持ち寄り」のために、 「焼き鳥を買うために1時間以上並んだ」 「クリスマスケーキを買うために、 開店前から並んだ」という方も! 持ち寄りの狙いは、 とかくホームパーティーでは、 ホストが厨房仕事に追われて、 ゲストとゆっくり語り合えないことがあるので、 それを避けるため。 同時に、ほかの方とダブらないように、 どんなチョイスをするか、 というご参加の方にも楽しみが……。 (メニューの関係で、 そっと打ち合わせた方もいらっしゃいますが) 今年も 「食コーチングプログラムス」では、 たくさんのイベントを開催しました。 食コーチング研修では、 「食コーチングセレクション」というシリーズを 昨年から開講し、現在、9回目が終わりました。 食コーチングセレクションとは、 「食コーチング」というコミュニケーションスキルを、 1つ1つ、影山がセレクトしたスキルを、 演習によって、 しっかりご自分のスキルとして身につけていただくもの。 以下が、 これまでおこなった「食コーチングセレクション」です。 第1回 ≪「食コーチングマインド」とはなにか≫ 第2回 ≪健康を深く理解し、いつでも、だれにでも わかりやすく、魅力的に伝えるためには≫ 第3回 ≪人生100年時代の食事相談にどうシフトするか≫ 第4回 ≪「朝食をとっていない」というクライアントに どう対応するか≫ 第5回 ≪食事相談の場所に合った身だしなみの整え方、 訪問の仕方≫ 第6回 ≪塩分、糖質、飲酒など、 制限のある人との食事相談の進め方、注意点≫ 第7回 ≪人から、年齢や寿命に関する話題が出されたとき、 どのように対応するのがよいか≫ 第8回 ≪気づきを促す問いかけには、 どのようなバリエーションがあるか≫ 第9回 ≪異業種の人と会食をするときの栄養士としての態度、 メニューの選び方、話題力とは≫ それぞれの項目は、 「食コーチング」研修を通して、 「さらに強化してゆかなければ……」 と、影山が痛感したことを、 具体的に研修として、 演習を中心に、みなさまにお示しさせていただきました。 今年の後半は、 「健康をカタチにする身だしなみセミナー」 新シリーズを立ち上げました。 第1回は、 「オンナ度を上げるコートテクニック」 と題して、お集まりいただきました。 ここでは、 「健康支援者としてのコート選び」から、 TPO別のコートテクニック、 そして、 健康をカタチにする歩き方(演習)を ご紹介させていただきました。 来年も、「食コーチングセレクション」 「身だしなみセミナー」ともに、 ラインアップを充実させてご紹介させていただく予定です。 ご参加いただいた方がたのご感想には、 「私が、起業しようと思ったのは、 『食コーチング』研修を学んだから。 『食コーチング』をここに通えない方々のために、 私の得意なIT関係のスキルを使って 広められないだろうか……と考え起業したから」 「医療クリニックの立ち上げに、 栄養士が関わることができたのも、 ここで学んだことを実践したからこそ 『あなたのように、ていねいで、フレンドリーで 聡明な栄養士さんって、他で見たことがない』と 病院長におっしゃっていただけた。 これがきっかけとなって、都内の医療クリニックの立ち上げに 関わらせていただくことになりました」 あるいは、大手食品会社からご依頼で 新製品の発売に関わることになった栄養士さんは、 それによって、好調な売り上げにも貢献でき、 来年も引き続きオファーを受けたとのこと。 「今年、新規にお仕事のオファーがあったのも、 『食コーチングマインド』をもっていたからだと思います。 依頼者の言いなりになってしまった結果、 栄養士ではなく、『栄養素士』なっているケースも たくさん見かけますが、 私は、そうはならないように気をつけました。 クライアントから提示された資料などにも、 『この表現はおかしい』と感じたことは、 すぐに依頼者に伝えたり、 新規提案をさせていただいたできたのも、 ここで学んでいたから。 そのことで、クライアントにより信頼して いただけたと思います。 『SSさんのような栄養士さんは初めてです。 栄養士さん=栄養の話だけをする人、 と思っていましたが……。 栄養士さんが、コミュニケーションについて お考えをお示しになる、そういう時代なんですね』 と言われました」 (まだ「そういう時代」にはほど遠く、 SSさんは、特異な事例なのでしょうが) その他、 「来年は、ここで学んだ、編集スキルをいかして、 転職活動を開始します」、 「来年は、都内に新居を立てる計画をしているので、 その一室で、新たに『サロン』や『カフェ』が できるスペースをいま考えています」、 「栄養士業務と並行してお仕事をしている マッサージが順調で、指名してくださる お客様がずいぶんふえました。 来年は、1人ではなかなかここまでいらっしゃれない ご高齢の方々のご自宅に、訪問マッサージ&食事相談という 自分の得意分野で新たな市場を開拓したいと考えています」 などというご意見があがりました。 1つ1つの研修を、 コトバにし、それを感想としてカタチに残すことで その人の財産になる……、 みなさまのご意見をお伺いし、 そう実感した1日でした。 大橋先生からは、 1年の振り返りをあたたかくしめくくってくださった後、 「とにかく、本を書きなさい。 専門家が本を書くとは限らず、 本を書くことで、その道の専門家になるのです」 と、私たちにたくさんの励ましのエールをいただきました。 世間は、クリスマスイブ。 私たちは、クリスマスイブのその日、 横浜・中華街にある影山のオフィスに集まり、 1年の締めくくりをしていました。 2022年12月24日のクリスマスイブは、 「みんなで楽しく集まった」想い出を これからも、忘れることはないでしょう。 一歩、自宅を出てみると、外は、思ったよりもあたたかい……。 世界が日本に鎖国を迫り、その場所で開国したというまさにその場所・ 〝日本大通り”を歩きながら、 あたたかい気持ちで みなさまをお見送りさせていただきました。
#
by palmarosaK
| 2022-12-29 14:27
| 食コーチング
2022年12月10日(土)~11日(日)まで、 横浜では、2つのイベントを開催しました。 1日目は、《栄養士の絵手紙セミナー》。 主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 時間 11時~17時 会場 関内ホール 2日目は、 新企画《健康視点で見る、映画鑑賞会》 主催 食コーチングプログラムス ガイド 大橋禄郎先生/影山なお子 映画館 「ブルグ13横浜」 両日の振り返りを この「スタンバイ・スマイル」のページで しておきたいと思います。 1日目の、 《栄養士のための絵手紙セミナー》は、 2019年7月28日(土)にスタートして 以降、年に数回、定期的に開催しています。 ハガキや手紙を書く習慣が 以前より減ったという方が多い中で、 あえて、絵手紙というハードルが高いものに 挑戦しようと思えるのは、 大橋先生から絵手紙の楽しさを 教えていただいているから。 いただく側はもちろん、 描くほうも、自作のハガキを使う楽しさは格別。 「絵心がないから」と考えるのはお互いさまですが、 絵手紙は、美術作品というよりも、 季節感と、手作りのぬくもりがあるメッセージを楽しむ 趣味とオリジナリティのあるコミュニケーションスキル。 「絵手紙」とはいいますが、 その実態は「自作の絵はがき」。 これを広めた小池邦夫さんは、 「ヘタでいい、ヘタがいい」とおっしゃているそうですが、 大橋先生は、 「ヘタがいいと言い切るのはどうかな?」と。 「ヘタがいいわけはなくて、それなりに、 一所懸命描くことが大事では?」 今回は、趣向をがらりと変えて、 絵手紙ではなく、 「クリスマスカード」や「バースデーカード」の作り方を お教えいただきました。 この日の準備のために、 大橋先生が、カードの材料を揃えるために、 いろいろの文具店に足を運んでくださいました。 「クリスマスカードを自分で作ろうとする人が 激減したらしく(既製品を買ったほうが早いから) 手作りカードにふさわしい用紙や封筒が、 街の文房具店の老舗にも、 日本を代表する銀座の文具店にも少なくなった」 と、大橋先生は嘆いていらっしゃいました。 そのため、先生は、 昔からストックしてある手持ちの用紙を お持ちくださり、それで作らせていただきました。 (カードと封筒の色が同じ、エンボスのある用紙とか) クリスマスカードに限らず、 カード(ハガキ)には、ルールがあると 先生はいつもおっしゃっています。 そのルールとは、 (縦書きの場合) 1.ハガキや手紙の宛名は、左右中央になるように。 まず、相手の名前から最初に書き、それから住所を。 (「相手の名前が左側に寄っている人が多い」 と、ご指摘がありました) 2.ハガキや手紙に書く名前、住所は、 住所よりもやや太めのペンか筆ペンで書く。 (ボールペンはNG) 3.絵はがきやカードが横型であれば 住所、名前も横型に合わせる。 (郵便番号欄、住所、名前が、 縦向きに印刷されていても絵柄が横位置の場合は横に使う) 4.クリスマスカード、バースデーカードのようなカード類は、 カード本体(いわば表紙)には字は書かず、 別の1枚を挟み込んで、 それに絵やメッセージを書く。 ノド(折り目)にペーパーボンドを塗って貼りつける。 5.クリスマスカード、バースデーカードを お送りするときは、 カードより少し大きい封筒に入れてお送りする。 出し入れに手間どるようなキチキチは避ける。 6.切手は、お送りする季節、お相手にあわせて、 いろいろの切手をあらかじめ準備しておく。 たとえば、長崎の方には、長崎の夜景の切手など!! (大橋先生は、昔買ったディズニーシーの 7.封緘に使うシールも準備しておく。 (大橋先生は、お写真を印刷し、それをシールにした オリジナルの封緘もTPOによって使い分けされておられる) 今回は、クリスマスならではのモチーフをそれぞれが準備し、 先生のご指導のもと、 ステキなクリスマスカードができあがりました。 完成したカードを一同に並べ、 写真撮影のためセッティングしていたら、 みなさんの歓声が!! 私たちが制作中、そのときどきで、 「時間をかけてつくったものだから意味がある」 「おしゃべりをしていないで。 集中、集中!!」 このセミナーをきっかけに、 翌日には、 「材料を買ってきて、カードに再度挑戦しています」 というお声も……。 自分でつくったクリスマスカードは、愛おしく、 「絵心がない」とおっしゃっていた方も、 まわりから褒められることで、 「あきらめないでよかった~」 「絵心がない、という理由で、欠席しなくてよかった」 と、ご感想を述べておられたこともうれしいことでした。 さて、2日目は、 同じく横浜で、新企画を開催しました。 《健康視点で見る「映画鑑賞会」》 スペシャルガイド 大橋禄郎先生 ガイド 影山なお子 この企画は、 私自身が、 「映画鑑賞が大好き」と、公言したことで、 栄養士仲間から 「次はどんな映画を観るのですか」 「影山さんのオススメの映画は?」 「ご一緒してよいですか」 と、毎回お尋ねいただき、 ときにはご一緒することもあるので、 「それなら、いっそみなさんで」と考えて企画しました。 映画館にはご縁があって、 10代後半から20代前半まで、 東京・神田の神保町(じんぼうちょう)にあった 「岩波ホール」で、大学4年間、 アルバイトさせていただいたことから、 映画鑑賞が大好きになりました。 ここは、経営者が名画を厳選して上映する、 映画通にはおなじみの鑑賞スペースでした。 大学時代には、 早稲田大学の「シナリオ研究会」や 「劇団研究会」に所属させていただいたことも、 映画熱を持続させる一因です。 さて、"健康視点”で見る「映画鑑賞会」第1回は、 インド映画「RRR」ということにしました。 「インド映画をご覧になったことはありますか」 とお聞きしたら、 お1人以外、 全員がインド映画鑑賞経験「あり」でした。 「RRR」のどこが健康視点なのか、 細かいことは別にして、 ご覧になった方々の感想は、 「インド映画は、踊りと歌がある」とおっしゃっていたように、 今回、鑑賞した映画「RRR」は、 そこに、アクション、バイオレンス、友情を追加した 3時間のエンターテインメントでした。 監督は、1973年生まれのS.S.ラージャマウリという方。 お父様も、ベテラン脚本家であり監督作もある方だそう。 映画鑑賞前、 大橋先生から1つの課題が出されました。 「『5分間で、第三者に、鑑賞した映画の要点や魅力を 伝えるとことを基本メニューにしたら?』 さっそく、そういうことを想定して鑑賞しました。 ちなみに、以前、ある栄養士さんが 映画の帰りに、先生のお宅にお邪魔したとき、 「どんな映画だったの?」とお聞きしたら、 すっかり汗をかいて、しどろもどろ。 「次回、お伺いするときに、 しっかりご説明させていただきます」 と、おっしゃったことがあるとか。 「いま、観てきた映画の説明ができないって そういう人、ほんとうにいるのね」と、先生、びっくり。 鑑賞した映画の感想を ただ「よかった」「よくなかった」ではなくて、 まずは、おおまかに内容を説明し、 必要があれば、感想を述べるのが順序とか。 魅力的な映画であれば、 相手が観たくなるような説明を端的に。 今回は、みなさんご一緒したので、 感想を一言ずつ。 物語は、インドがイギリスに統治されていた1920年代のお話。 ゴーンド族という部族の1人・主人公のビームは、 (まるでペットのように)軍に連れ去られた女の子を 奪還するために、イギリス公邸に乗り込む。 そのために、身分を隠し、首都デリーに滞在し、 イギリスの公邸に入り込むチャンスをうかがう。 じっくり時間をかけて本懐を遂げる、 インド版「赤穂浪士」。 (ちょっとちがうかな?) 途中、"ラージュ”という同年代の若者に出会い、 友情を深めていく男2人。 ある日、この2人が、敵対関係にあることがわかり、 映画の後半は、 ・はたして、マッジは取り返すことはできるのか。 ・ラージュにはめられたビーム、 このまま、絞首刑になってしまうのか。 ・ビームが一目惚れしたイギリス婦人。 2人はどうなるのか。 (そんなことしている暇、ないでしょ?) インド映画らしく、 トラやライオンなどの猛獣たちを武器として、 イギリス公邸に乗り込む活劇シーンには、 思わず、声が出てしまいます。 また、どんな残酷なシーンでも、 そこにテンポのよい「歌」や「踊り」があって、 観客は、ホッと安堵。 (歌詞はその人物の心情などが歌われていて、 一種のナレーション効果をあげています) いま、死刑になろうとしている人が、 たくましい声で元気いっぱい歌い出す、 そこがインド映画のハッピーなところ。 しかし、それも10分後には、 また、異なる展開が待ち受けています。 イギリスの植民地だったインド。 この映画では、イギリスが絶対的支配者で全部隊が超悪役。 「絞首刑で血がしたたるところが見たい」というマダム。 コトバだけで、震え上がらせる……。 13億の人口をもつインド(当時はどれくらいだったか)。 インドでは、 「13億の人口が武器なのだ」と、 この映画は繰り返し、私たちに教えてくれます。 映画の1シーンで、 支配者の豪邸に入り込んだ主役と脇役の2人が、 イギリス軍主催のパーティーでダンスをすることに。 インド人がイギリス風の宮廷ダンスを知る由もなく、 イギリス人のライバルに足を引っかけられて転びます。 そして、「こんなダンスも知らないのか」とバカにされます。 そこで、2人は、 インドの「ナトゥ」というダンスを披露するやいなや、 その場にいた、イギリス人全員を圧倒します。 キレッキレのダンスを続ける2人に、 女性たちの目は釘づけに……。 そして、なぜか、女性たちも、 そのダンスを一緒に踊り出す。 3時間という長編映画は、 こんな仕掛けがあるため、 観客を飽きさせないのでしょう。 現に、監督もインタビューで、 「10分単位で、飽きさせないように構成している」 と、述べているとか。 映画のラストは……、 インド映画らしいハッピーエンド。 ストーリーの中で亡くなった人も、 陽気なステップで踊り出す。 ド迫力の音楽、歌、ダンス、アクションシーンが 日本の観客のモチベーションに火をつけてくれます。 さて、日本の栄養士の感想は……。 映画鑑賞会の後、 それぞれの感想をコトバにして、 「RRR」を楽しんだ1日となりました。 次回の鑑賞会は、2023年2月29日(日)。 都内の映画館で、昔の名作などを 観賞したいと考えています。 詳細は、このホームページでも ご紹介させていただく予定です。 ド迫力の音楽、歌、ダンス、アクションシーンが インドの人々のモチベーションに火をつけるように、 私たち日本人の栄養士は、 映画鑑賞会の後、 それぞれの感想をコトバにして、 「RRR」を楽しんだ1日となりました。 外に出てみると、 横浜のイルミネーションがいつものように美しく、 私たちを待っていてくれました。 次回は、2023年2月19日(日)。 都内の映画館で、古典映画をみなさんで 鑑賞したいと考えています。 詳細は、このホームページでもご紹介させていただく予定です。
#
by palmarosaK
| 2022-12-12 22:14
| 映画鑑賞
|
ファン申請 |
||