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![]() 11月25日(土)は、 パルマローザ主催のイベントをそれぞれ開催しました。 11月23日は、 《栄養士のための絵手紙セミナー》、 11月25日は、 《ぶらパルマ in 小石川植物園》。 まずは、絵手紙セミナーから。 恒例になった絵手紙セミナーですが 今回は、 前回から約1年ぶりの開催となりました。 「栄養士が絵手紙? なぜ?」 と問いかけられそうですが、 このセミナーは、 栄養士さんにとても人気のあるセミナーの1つ。 筆で絵や文字をしたためるという生活習慣が 激減しているこの日本で、 あえて、肉筆で文字を書き、 季節の便りを絵にしたためて仕上げる。 今回は、事前に「秋を描く」というお題が 出題されていたため、 参加者は、それぞれが考える「秋」の材料を 持参するところからスタートしました。 「私は絵が苦手だから」 とおっしゃっていた方々が 先生の描かれる「秋」を間近にするだけで 「なんとなくサマになってくる」のです。 下書きはほとんどなく、ぶっつけ本番。 ある程度描いたら、 先生にその都度チェックしていただきます。 「その都度チェックしていただける」ことで、 参加者は安心して前に進めることができるのだと あらためて今回も実感しました。 もっとも難しいのが 絵に添える文字とその内容。 先生から愛ある厳しいご指摘が……。 「字がしょぼい」 「字の大きさがなっていない」 「……(絶句)」 私たちも負けてられません。 「この絵だったら、先生は、 どんなふうに文字を書かれますか?」 「この絵には、どんな表現がふさわしいでしょう?」 できあがった絵手紙は、 世界に1つだけのオリジナルとあって とっても愛おしい……。 さっそく仕上げた絵手紙を 母に送ったら、 母も絵手紙で返事をくれました。 「昔、絵手紙を習ったときのものが あったから、思い出して出してみたんよ」。 絵手紙コミュニケーションは、 まずは家族間から温まっています。 絵手紙セミナーの翌々日は、 《ぶらパルマ in 小石川植物園》 このネーミングは、 タモリさんの番組《ぶらタモリ》にちなんでいます。 今回の《ぶらパルマ》の舞台は、 小石川植物園。 最寄り駅は、都営三田線の「白山」(はくさん)。 15年前に一度、大橋先生にご案内いただいて以来の 訪園となりました。 「こんなに広かったの?」 というのが正直な感想です。 午前11時過ぎに入園して、 午後3時くらいまでじっくり散策したからこそ、 この植物園の偉大さをあらためて実感することができました。 大橋先生は、 ご自宅がご近所だったこともあって 小学生の低学年ころから この植物園が遊び場だったとおっしゃいます。 「昔は、正門から時計台が見えたんですよ」と先生。 いまでは、うっそうと生い茂った木々たちで 時計台がその近くまで行かないと見えないくらい。 当時の禄郎少年が見た景色とは異なって当然でしょう。 人間だって80年経つと変わるように、 自然界の80年はかなり異なるでしょう。 いまは、東京大学の付属施設であり、 植物の研究・教育を目的として運営されています。 面積 161,588m2(48,880坪) 江戸時代に徳川幕府が設けた、 《小石川御薬園》(1684年)がその前身なのだそう。 歩き続けると、 ご家族連れも多く、中には、園内でお弁当を 召し上がっている方々もいらっしゃり、 「都内でこんなに森のような場所があるんだ」 と、あらためて感激した一同でした。 「東京には緑がない」と、 おっしゃる方もいらっしゃいますが、 まずは、この植物園にいらしていただきたい。 イチョウが有名だそうで、 小石川植物園のシンボルマークにもイチョウが……。 実際、きれいに紅葉したイチョウの木があちらこちらに。 しかも、街路樹ではないので、 イチョウの木がとにかく大きい!! そして、 「イチョウの精子発見記念碑」 なるものも発見しました。 福井県出身で、 東大の植物学教室の平瀬作五郎氏が、 明治2年(1896年)に、 「イチョウの精子が胚珠の中で泳ぐのを観察した」 という短文を「植物学雑誌」に投稿した、 その内容が、世界中に大きな反響をよんだ研究だったのだとか。 平瀬氏がイチョウの精子を発見したという「イチョウ」の木は、 いまも植物園にそびえ立っていて、 その古木の姿からは、この木の誇りが感じられます。 植物園では、 いろいろの人との出会いもありました。 大きな望遠カメラを持ち歩いている人に、 大橋先生が 「何ミリですか」と尋ねたら 「500ミリです」 「鳥を狙っていらっしゃる?」と先生。 それに答えて、ご自身のフェイスブックにアップしているという 珍しい鳥たちの写真を見せてくれました。 私たちが 「こういうお仕事をなさっているのですか」 と尋ねると、 「以前、カメラ会社にいた関係で 有名なカメラマンの先生ともお知り合いになれる チャンスがあったんですよ。 ボクは、趣味でやっているだけなんですが。 週末は、だいたい植物園に来て写真を撮っています」と おっしゃるその男性。 お見かけしたかぎり、 数年前に退職をなさった後、 ご趣味の野鳥撮影をハイアマチュアの腕前で 撮りためておられるご様子。 初対面の私たちにも、 感じよく受け答えをしてくださって、 これまで撮影したコレクションを パパッと見せてくださるフットワークの軽やかさに、 定年後の人生は、 「こうありたい」と、思ってしまいました。 一同、植物園の中にある売店&カフェで カレーやうな丼、ちまきをいただき 「年賀状に使える写真がたくさんできた♬」 そうおっしゃる参加者のみなさまのお顔は、 植物園のお近くにお住まいの 栄養士さんのご提案で、 徒歩で、文京区シビックセンターの 展望フロアに移動。 遠くにはスカイツリーが見え、 天気がよいときは富士山まで見えるのだとか。 これで「無料」なんてステキすぎる。 午後5時過ぎまでその展望台に釘付けになっていた私たち。 最後は、トンカツの名店 「カツ吉(カツキチ) 水道橋店」で 大きなトンカツをいただき 大満足の1日となりました。 絵で秋を描いた私たちは、 すぐに、その足で、秋を探しに行く旅となりました。 次回の「ぶらパルマ」は、 2024年1月2日に開催します。 新しくなった横浜をみなさまと ご一緒させていただくことを楽しみにしています。
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by palmarosaK
| 2023-11-30 23:15
| 絵手紙
![]() 研修会およびイベントのご案内を以下にお示しさせていただきました。 お目通しいただけましたら幸いです。 お申し込みご希望の方は、 影山なお子までメールでご連絡いただけますように。 その際、以下をご記入のうえ、 お申し込みいただけましたら幸いです。 1.お名前 2.所属(例 行政/フリー/企業/など) 3.お住まい(例 神奈川県 横浜市など) 4.ご希望のセミナー(例 ○月○日のセミナー希望など) 5.ご連絡先(お電話番号) 折り返し、 詳細についてご連絡させていただきます。 影山なお子 ・12月2日(土) 第18回 東京都栄養士大会 《人生100年時代の栄養士のカタチ》 ――「食コーチング」の視点から―― 主催 東京都栄養士会 講師 影山なお子 時間 10時50分~12時20分 主催 食コーチングプログラムス ガイド 大橋禄郎先生/影山なお子 *集合場所、上映映画内容などの詳細は お尋ねください。 どなたでもご参加いただけます。 *影山なお子からひとこと。 映画大好き栄養士の影山なお子が、 2022年『RRR』の映画鑑賞会から立ち上げて1年。 大きな映画館で鑑賞するのはやっぱり気持ちイイ!! 影山セレクトの映画を栄養士のみなさまとごいっしょに、 映画館で鑑賞して、その後、 場所を移して、感想を述べ合います。 1人で鑑賞するよりもっと深く 立体的に映画を観る視点が鋭くなることを ご実感なさることでしょう。 詳細はお尋ねくださいね。 ・12月9日(土) 《アクションクッキング》 ――沖縄料理がある食卓―― 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 14時~17時30分 場所 影山なお子横浜中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 1年に1回は必ず訪れている沖縄。 大好きな沖縄のお料理をはじめとした食文化を ご紹介させていただきます。 どなたでもご参加いただけます。 お申し込みご希望のかたは ご連絡、お待ちしています。 ご持参いただくもの ・エプロン ・筆記用具 ・ハンドタオル ・12月10日(日) 「食ジム」 テーマ 《栄養士として、家族の健康観・食生活観を高めるには、 どのようなアプローチがあるか》 主催 食コーチングプログラムス 座長 小林 美穂さん 時間 11時~18時 会場 横浜市技能文化会館 *影山なお子からひとこと。 体力を強化するスポーツジムがあるように、 こちらは、 コミュニケーションを強化する 「コミュニケーション専門のジム」です。 どなたでもご参加いただけます。 ご参加ご希望の方へ。ご連絡お待ちしています。 ・12月16日(土) 《デコパージュでクリスマスをデコレート》 主催 パルマローザ ガイド 影山なお子 時間 11時~17時 会場 関内ホール *影山なお子からひとこと。 クリスマスリースやオーナメントを 今年はデコパージュしてみませんか。 デコパージュ研究家の影山なお子が、 みなさまをデコパージュの世界にご案内させていただきます。 ・12月17日(日) 旧名称 《栄養士のための身だしなみセミナー》 新名称 《健康をカタチにする身だしなみセミナー》 主催 食コーチングプログラムス 講師 大橋禄郎先生/影山なお子 時間 11時~17時30分 会場 イギリス館(港の見える丘公園内) *影山なお子からひとこと。 健康をカタチにする身だしなみは、 ここでしか学ぶことができないセミナーの1つ。 ぜひ、私たちとごいっしょに、 身だしなみから、世の中を変えてゆきましょう。 ・12月23日(土) 「食コーチング」セレクション 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 11時~17時 会場 影山なお子中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 「食コーチング」研修とは別に、 「食コーチングセレクション」は、 単発でご参加いただけるイベントです。 どの回からでもご参加いただけます。 今年最後のセレクション。 どなたでもご参加いただけます。 ・12月30日(土) 《アクションクッキング》 ――わが家のおせち料理はおいしい―― 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 時間 14時30分~17時30分 会場 影山なお子中華街オフィス *影山なお子からひとこと。 おせち料理教室を1年に1回開催しています。 おせち料理初めての方も大歓迎。 容器はこちらでご用意させていただきます。 つくったおせち料理は、試食もしていただけますが お持ち帰りもOK。 毎年、リピーターさんが多い料理教室です。 ・2024年1月2日(日) 《恒例 新春ぶらパルマ》 主催 パルマローザ ガイド 大橋禄郎先生 時間 11時~ 集合場所 横浜みなとみらい周辺 詳細はお尋ねください。 ご家族連れのご参加も歓迎します。 ・2024年1月6日(土) パルマローザ新春セミナー 《栄養士のバランス感覚――21のチェックポイント》 ――栄養バランスからライフスタイルまで―― 【要旨】 人に栄養バラ なに その説明をうまくできない そして、「話力 身だ これからの人生をワンランクア どこに着目 身につけていけばよ この際、徹底的にチェック 主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 横浜市技能文化会館 *影山なお子からひとこと。 「パルマローザに興味がある」 「20年以上続いている栄養士サークルって?」 「なんだか楽しそう!!」 「栄養士さんたちがイキイキしている!! 私もその1人になりたい」 とにかく、そう思われたあなた、 ぜひいらしてください。 あなたのご参加をお待ちしています。 ![]() ・2024年1月7日(日) 《栄養士のための文章教室》 主催 ロッコム文章・編集塾 講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 横浜市技能文化会館 *影山なお子からひとこと。 栄養士として文章力を磨きたい、 いまご自身の仕事を文章として残したい そうお考えの方は、こちらのセミナーがオススメ。 「参加できてよかった~」 「出会えてよかった~」 とみなさまおっしゃるセミナーの1つ。 影山も、アシスタントとして毎回参加しています。 ・2024年1月14日(日) 「食コーチング」第27期入門研修 最終回 主催 食コーチングプログラムス 講師 影山なお子 ゲスト講師 大橋禄郎先生 時間 11時~18時 会場 イギリス館 *影山なお子からひとこと。 「食コーチング」入門4回シリーズ最終回となりました。 第1期~26期までご修了された方々は、 どなたでもご聴講いただけます。 第27期入門研修を修了される栄養士さんを みなさまごいっしょにお祝いしましょう。 次回、第28期「食コーチング」入門研修は、 来年3月頃のスタートを予定しています。 「食コーチング」を学んでみたい、 「肯定的指摘」「肯定的問いかけ」 もっともっと学びたい、深めたいと 思ってくださったあなた、 来年3月にお会いしましょう。 《栄養士のための話し方セミナー》 主催 パルマローザ 講師 渡辺 由佳先生 (テレビ朝日元アナウンサー) 時間 13時30分~16時頃を予定 会場 横浜市内 *影山なお子からひとこと。 栄養士は「話力」もたいせつ。 でも、その「話力」はどのように磨けばよいのでしょうか。 パルマローザでは、 テレビ朝日元アナウンサーの渡辺由佳先生に、 10年以上、 「話し方」についてのご指導をいただいています。 ご自身の「話力」がスキルアップすることで、 栄養士としての可能性がもっと広がることを お約束できるセミナーです。 《栄養士のための食文化研究会》 主催 パルマローザ ガイド 影山なお子 時間 13時30分~16時頃を予定。 会場 《利休庵》 横浜を代表する老舗そば店《利休庵》さん。 出川哲朗さんのご親戚がなさっておられるお店としても 地元では知られています。 私も大好きなお店の1つ。 今回は、その利休庵さんで、 そば文化のあれこれを 出川社長にお伺いしながら、 そば会席をお召し上がりいただく予定です。 栄養士の方であれば、 どなたでもご参加いただけます。 ・2024年1月31日(水) 《人生100年時代のいま、 栄養士に求められるコミュニケーション力とは? ――「食コーチング」の視点から――》 主催 練馬区保健所 講師 影山なお子 時間 14時30分~16時30分 #
by palmarosaK
| 2023-11-29 23:02
| スケジュール
![]() 《栄養士のための輪読会》を開催しました。 (主催 パルマローザ 講師 大橋禄郎先生 会場 関内ホール 時間 11時~18時) パルマローザで初めて輪読会を開催したのは、 2013年1月。 そのときのテーマは、 「『食品成分表』を読む。」でした。 栄養士であれば誰もが手にしたことがあり、 自宅や職場の身近な場所にある1冊。 にもかかわらず、 輪読会でみんなで読み合うことで、 「見えなかった情報がたくさんある」ことに 一同、驚いたことを覚えています。 それ以来、 みんなでリレー式に声を出して 読みあう輪読会のセミナーが、 パルマローザサークルで定着しています。 今回は、 以下の書物を大橋先生がご準備くださいました。 テーマは、 「人は、"食”をどう語ってきたか」 *『アジアの食文化』P21~28 「インド・タミルナードゥの食生活」 (秋野晃司・小幡 壮・澁谷利雄 編著 建帛社発行) *『味覚の探求』 P194~205 (著者 森枝卓士 株式会社河出書房新社発行) *『文藝春秋』2023年12月号 P338~346 (著者 秋元康 ロングインタビュー) これまでも、 たくさん「食」に関する書物を ご紹介いただいた先生ですが、 今回は、 アジアの食文化についての文章を 輪読し合いました。 そこには、 インドの人の食生活から生活習慣、 ライフスタイルまでもが載っており、 「まだまだ知らないことがたくさんある」 ことを痛感させられました。 参加者の中には、 特定保健指導の一環で 企業に訪問して食事相談をなさっておられる フリーランスの栄養士さんがいらっしゃいます。 その方が ご自身に起こったつい最近のエピソードを 反省をこめて私たちにお話しくださいました。 「インドの方の食事相談をさせていただいたんです。 その方が、『毎日カレーを食べている』と おっしゃったので、 つい、うっかりこう聞いてしまったんです」 「毎日カレーで飽きないのですか」 クライアントのその方はご立腹気味に、 「日本人が毎日味噌汁を食べるのと同じですよ!!」 私たち栄養士は、 日本人だけを対象に食事相談をするとは限らず、 日本に住み、日本で働くいろいろの国の人の 食事相談や健康相談をすることも少なくありません。 前述のようなお話をお聞きしたとき、 「ああ、いろいろの食文化のお話が聞ける、 この輪読会のようなセミナーが、 各地にたくさんあるといいのに」と、 思わずにはいられません。 「インド料理」といっても、 北と南では料理そのもののスタイルが異なります。 北は小麦粉が収穫できるエリアのため、 日本人にもなじみの深いナンやチャパティ、 チャパティーを揚げた"プーリー”などが主食。 今回の文献では、 南インドのベンガル湾に面する州・ タミルナードゥの食生活が取り上げられました。 米の種類が豊富であり、 “ドーサ”とよばれる、 米と豆をペースト状にして塩を加え、 一晩おいて発酵させたものを薄く焼いた、 クレープのようなカタチ。 パリパリとした食感でカレーと合わせていただく主食。 その他 レモンライス、ココナッツライス、 トマトライス、ギーライスなどもあるという。 さっそく、この日のランチは、 横浜中華街の外れにある インド料理専門店に行って、 みんなで、 ドーサ、レモンライス、ナンを主食に、 南インド料理と北インド料理を満喫しました。 その他 『味覚の探求』のエピローグでは、 「おいしいってなんだ」から輪読しあいました。 冒頭のシーンでは、 黒沢明監督の回想シーン。 「で、ひとことでいえば、 監督はこの映画で何を訴えたかったのですか」 「馬鹿なことを言うんじゃない。 一言で言えるようだったら、映画なんか撮りはしないよ」 と、名監督はそうおっしゃったのだとか。 で、この著者は、 「おいしいってなんなのか」 という問いかけに、著書の最後でこう終わる。 「ぼくにはまだ答えが見つからない」と。 輪読会の講師・大橋先生は、 こうおっしゃいます。 「『おいしい』は絶対的なものではなく相対的なもの。 どんなにおいしいものでも、 食べ続ければ飽きて、見るのも嫌になる。 また、ある人が『おいしい』と感じても、 ある人には『おいしいとは思わない』と感じるように。 しかし、このテーマを取り上げた以上、 そのおいしさを、コトバでしっかり表現しなければ!!」 このご本では、 引用の方法、「用字用語」の不適切箇所や、 「テクスチャー」というコトバより 日本人であれば「口当たり」「のどごし」「舌ざわり」「歯ざわり」 のほうがわかりやすい……などなど、 本を声を出して読んだからこそ見えてきた 文字のいろいろについてたくさんの発見がありました。 ちなみに、 著者は、文中で「そういった」「こういった」 というフレーズを使っている。 大橋先生は、こうしたフレーズも見逃すことなく、 「本来であれば、『そういった』は『そういう』に、 『こういった』は『こういう』でしょう」 と、国語学者としての知見を私たちにお示しくださったことも、 おおいに学びが深まりました。 (昔は、肉体労働をする男性などが使うことの多い言い回しだったとか) 最後は、『文藝春秋』の秋元康氏の"ロングインタビュー”。 前回の輪読会に続いて第2弾。 秋元康さんのロングインタビューは、 自分で自分をセルフインタビューするというもの。 前回の輪読会のときに、 初めて読ませていただき、 今回も楽しみにしていました。 ロングインタビューは、 「今回、秋元に呼び出されたのは、 『室町砂場』の赤坂店だ。 昼時は混雑するので、 客もまばらなこの時間を指定したのだろう」 という冒頭から始まります。 『室町砂場』は、 創業150年を誇る、 日本橋室町にあるおそば屋さん。 "天ざる""天もり”発祥の店という。 このそばやで一杯やりながら、 自分で自分をインタビューして、 読者に読ませるというユニークな試み。 秋元氏と親交のある 長島一茂氏、石橋貴明氏が 『天才は、確かに存在する』として 彼らの天才といわれるエピソードが紹介されています。 そしてユニークなのがココ。 対談場所であるそば屋の名店 『室町砂場』で 日本酒をたしなみながら、 そば前である、ねぎ焼きや玉子焼きを注文して 最後に、天ざると天もりを両方注文し、 自分で自分にこう問いかける。 「天ざる」と「天もり」の違いは?と。 江戸のそば屋は、 そば前からスタートして、 最後に、そばでしめる。 だから、そばの量は少なめ。 秋元氏が、 ざると、もりを2枚注文していましたが、 1枚の量が一般のおそば屋さんの 「小盛り」くらい。 最後に、そば湯で腹をくくり、 「そばぜんざい」でしめる。 食シーンが、 インタビューを中心に、 脇役ながら存在感を示す。 「ああ、『室町砂場』に行ってみたい」 『文藝春秋』の秋元氏の連載をご覧になった方は、 そう思われたのではないでしょうか。 3本の文章を読み、 自分では選ぶことができないご本を 読めたことに大々々満足の1日でした。 そして、 大橋先生から 他にも、「この本は買ったほうがよい」 とおすすめいただけるのもうれしい。 輪読会は、 栄養士として自分の「食」のフィールドを たくさん広げることができる貴重なチャンス。 2023年の輪読会はこれで最後となりましたが、 2024年の輪読会も定期的に開催していきたいと 考えています。 輪読会が終わった後は、 居酒屋さんで焼き鳥を片手に、 生ビールや梅酒、サワーなどで乾杯。 昼はインド料理、夜は日本式スタイルで、 実践的な学びとなりました。
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by palmarosaK
| 2023-11-22 01:06
| 輪読会
![]() ![]() 《ひろしま文章教室》に参加しました。 (講師 大橋禄郎先生 主催者 高藤法子さん) 主催者の高藤法子さんは、 現在、山口県にお住まいで 病院栄養士としてご活躍の方。 高藤さんは、 横浜で、3か月に1回のペースで開催されている 《ロッコム文章・編集塾》遠距離クラスに 10年以上通っておられます(大橋先生主宰) 「広島をはじめ近隣の県の栄養士さんたちにも、 文章を学ばせてあげたい」と、 4年前から、広島での前任者から 引き継がれ、今回が2回目の開催となりました。 広島やその近県の栄養士さん方には、 この文章教室に通ったことで、 栄養士人生が大きく変わった、とおっしゃる方も、 少なくありません。 広島での文章教室開催の前夕には、 前・広島県栄養士会長の松原知子先生が いらしてくださり、 大勢の方がたと会食を楽しみました。 松原先生は、 ご在職当時、 「食コーチング」研修や、 「文章教室」「写真教室」の開催を 広島県栄養士会の企画として 10年近く開催し続けておられた方。 現在は、 地元でボランティア活動をなさったり、 5つもの写真サークルに所属して 各地の祭りに出かけて写真撮影をなさったりするなど アクティブにお過ごしになっていらっしゃるとのこと。 懇親会の席には、 関東チームから10名が加わり、 翌12日は、朝早く、 広島に前泊されたみなさまがたと マツダスタジアムの周囲や 広島駅周辺をランニングして 爽快なスタートをきりました。 いよいよ、 大橋先生の文章教室がスタートです。 4年ぶりの開催となった 《ひろしま 文章教室》の今回のテーマは、 《複数の人との話し合いに強くなるには…… 【一家団らんから会議まで】》。 先生の文章教室は、 人生100年時代を生きる 栄養士に必要なコミュニケーション力としての 「文章」や、生きる力を与えてくれる先生の文章教室。 大橋先生は以下のように進行されました。 0.イントロクエスチョン 1.複数の人(3人以上)との話し合いの場目の例。 2.複数の人との話し合いに強くなる意味。 3.「会議」と呼ばれる話し合いのあれこれ。 4.個人にとっての会議の意義。 5.会議の「戦場」としての一面。 6.「会議力」をどう強化すればよいか。 先生は、 ご講義の中で、 シンポジウムとワークショップのちがい、 座談会と討論会のちがい、 ファシリテーションなども、 複数の人との話し合い場面の一例として とりあげておられました。 2010年10月からスタートした 「食ジム」(主催 食コーチングプログラムス)も、 ワークショップ型の話し合いに近い形式と、 具体的な例をお示しいただけたことも、 ありがたく感じました。 将来、栄養士として ワークショップやシンポジムに参加したり、 それらを企画する側にまわる方も ご参加のかたの中にはいらっしゃるでしょう。 そのようなとき、 物事の本質をわかっている方が その場に1人でもいると、 誰もが心強く感じられることでしょう。 複数の人との話し合いに強くなる意味。 という項目の2番で、 とくに興味深く拝聴したのが 以下の点。 「人間の『適応性』は、 1対1のときだけでは測りにくく、 3人以上の人が集まったとき(いわば社会の最小単位)、 つまり社会においてどういう位置に立ち、 どういう役割を担うか、ということがポイントになる。 そこでは、『適応性』が求められ、 同時に『人間性』や『社会性』『健康度』を図る ポイントにもなる」 いつも、 身近な人たちだけで活動していると、 自身の「人間性」「社会性」までもが 発達しない未熟な大人になってしまう恐れを感じました。 お知り合いの大学の先生が、 以前、「学生たちと過ごすことが1日の大半なので、 おとなとの会話がほとんどない生活なんです」 と、おっしゃっていたことを思い出しました。 その結果、 「話し方が上から目線だと指摘されてしまったり、 敬語の使い方が適正ではないと指摘されたりすることがある」 と、ご自身を分析されていました。 (そういう認識をお持ちの方には救いがあります) 社会活動をしていても、 一部の社会だけに閉じこもっていると、 そういうことにもなるのでしょう。 先生は身近な例として 冠婚葬祭の場をご提示くださり、 左右前後、見知らぬ人びととも どんな会話をするか、 こうした問いかけが、 次へのコミュニケーション力の強化にもなり、 自分の世界が広くなるのだということを 文章で教えてくださいました。 「会議力」をどう強化すればよいか。 というフィナーレでは、 13項目のアクションプランをお示しくださいました。 「会議力」を強化するまず最初の項目の 最初の項目は、身だしなみのことが書かれています。 1.身だしなみを整えて出席する。 ジャケットがあれば着用する。 履物にも配慮する。 この部分を復習していて考えたのは、 栄養士の私たちにとって 「会議力」とは、 私たちが人前でお話しさせていただくときに問われる 「研修力」「講義力」などと同列の、 社会に積極的に参加するための不可欠な能力であるとともに、 われわれ栄養士には、 ずっと問われ続けている社会的「能力」の1つなのだ、と。 余談ながら、 このセミナーにご参加になられた ある起業家の栄養士さんは、 その直後、神奈川県の行政の研修会で 特定保健指導についての講演を担当されました。 1時間30分の講演が終わってから、 「どこかの劇団にはいっておられますか。 ほんとうに栄養士さんなんですか」 「女優さんのようって言われませんか」 「来年もまたお願いします」 「講演内容が、『食ジム』のようで、 みなに語りかけていたのが新鮮だった」 「動じることなく、質問されても、即答しないで 相手に問いかけて、相手に答えがあることを みんなに証明していたような講演だった」 と、大成功を示すご感想を伺いました。 さて、今回は、私たちは 前泊から後泊まで、 広島市内や宮島の街を3日間楽しみました。 広島空港は開港30年だそうで、 空港では、 開港30年を祝うための、 たくさんのイベントが開催されているそうです。 私のCA人生は、 羽田から広島便の初便でスタートしました。 期待と不安でいっぱいの気持ちで乗務していた 新人CA時代の自分に、こう伝えてあげたい。 「30年後は、もっと楽しい人生待っているから安心よ」 栄養士人生に、 たくさんの「灯火」を点火してくれた大橋先生のおかげで、 各地にお住まいの栄養士さんとも 20年近く交流が続いています。 次回の《ひろしま 文章教室》は、 来春4月頃に開催になるとのこと。 もちろん、 横浜から駆けつける予定です。
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by palmarosaK
| 2023-11-17 16:26
| コミュニケーション研究会ひろしま
![]() パルマローザ主催、 《栄養士のためのマラソンセミナー》を開催しました。 講師は、 ランニングチーム"Harriers"を率いておられる 安喰太郎(あぐい たろう)先生。 栄養士・健康支援者非営利全国的ネットワーク "パルマローザ”で先生の講座を開催して13年になります。 栄養士として 「健康は『食』だけで成り立つものではない」 と、アタマではわかっていても、 では自分でカタチにするとなると、なかなか難しい。 そんなとき(2009年でしたか) お知り合いの栄養士さんが 安喰先生をご紹介くださったのです。 その栄養士さんご自身も、 ランニングをなさっておられたそうですが、 『走るフォームは、正直、これでいいのかな?』とか、 『もっと記録をのばしたい』とかと、 悩んでおられたようです。 そんなとき、安喰先生のサークルに出会い、 以後、プロのかたのご指導を受け続けたことで、 自己ベストを更新できるようになったり、 「もっといろいろの大会に参加したい」 と、走ることに対して積極的になったりしたと伺いました。 安喰先生のセミナーは、 私たち栄養士に大人気。 その理由は、 「走る」ことに対しての恐怖感を取り除いてくださること。 とくに運動を得意としない栄養士たちにとって 「走る」ことはハードルがとても高いのです。 が、「走る」までの準備にも、 今回も2時間かけて トレーニングしてくださいました。 肩甲骨や肩まわりのエクササイズ、 股関節まわりのエクササイズ、 これらを組み合わせたウォーキングなどなど。 「とても地味な動きなんですが、 これはオリンピックに出場する選手たちも、 おこなっているんです」 と言われると、 私たちのモチベーションもアップします。 「走る」にあたって、 ウォーミングアップにこんなに時間をかける!! これが、先生の講座に参加するたびに驚くことの1つ。 これは「走る」ことだけではなく、 すべての物事に通じるようにも思えました。 今回、初めて安喰先生のセミナーに参加した方の中には、 「フルマラソンに参加することが決まっています」という強者も。 「3か月後の名古屋マラソンに友人に誘われて……」とおっしゃる。 マラソンも初めて、 フルマラソンも初めてという方にも 先生は、「それは無理でしょう」と言うことなく、 その方の走りをご覧になってから 「○○さんは、長距離の走り方が向いています」 「もしかしたらフルマラソン、いけるかもしれませんね」 と、なんとも心強いお言葉。 「肯定的指摘!!」 ……食事相談にも通じる、 と思いながら、お聞きしていました。 「15キロやせたい」とおっしゃるクライアントに 「3か月で15キロなんてムリムリ」と、 即答してしまう栄養士ではなく、 「そのためには、まず何が必要でしょうか」 「どういうことならできそうですか」 「ごいっしょに考えていきましょう」と、 寄り添える栄養士なのか……。 11月の横浜は、 夏日のような天候だったこともあり、 2時間の室内トレーニングだけでも おおいに息があがり、汗もけっこうかきました。 屋外は、 赤れんが倉庫の近くまで走り、 近くの川沿いの人出が少ないところで 安喰先生に1人1人、走る姿をチェックしていただきました。
https://photos.app.goo.gl/hZaoo6UdKrGZhE3R9 ![]() 走っているところを1人ずつ、 前から、横から、後ろからと3パターンの動画を 撮っていただき、その場でご指導いただきました。 ![]() 「ウワァー」と、動画をチェックするたびに、 歓声があがります。 ![]() 安喰先生がおっしゃるには、 「走り方も以前とは大きく変わりました。 昔は、『一歩を大きく、かかとから着地して』」 という指導が世の中の流れだったそうですが、 「いまは、シューズが変わったことで、走り方も変わりました」 「そのことによって、走るときのアドバイスも変わりました」 「僕が学生時代学んできたことと、まったく逆になりました」 ![]() あるスポーツブランドの大手メーカーが 「ランニングの靴を厚底」にしたことで、 走るフォームも、そのために指導までもが変わってきたというお話に 一同興味津々でした。 「プロのランナーは、昔は薄くて軽い靴をはいていました」 「それがいまは、厚底で軽い靴というのが主流です」と、先生。 ![]() 私の走り方は、腰が反りぎみの後傾姿勢になること。 動画をチェックしていると明らか。 「恥ずかしい~」と思うのも一瞬。 ![]() ランニングは、 どの運動種目にも共通する必須アイテムだと思います。 走ることができれば、 ほとんどの競技で通用する。 そう考えたとき、 「食事相談」におけるコミュニケーションは、 「ランニング」にたとえられるのではないかとも思いました。 ![]() 「走る」ことに、日々時間をかけて トレーニングをしている安喰先生やそのお仲間、 そして、プロのスポーツ選手の方々。 ![]() コミュニケーションがランニングとすれば、 コミュニケーションのトレーニングも、 「できているはず」と思わずに、 何度も何度も反復する必要がある……と 先生のセミナーに参加したことで確信しました。 安喰先生のランニングサークル・ 《Harriers》は今年で18年になるとのこと。 栄養士・健康支援者ネットワーク・ 《パルマローザ》は今年で21年。 ![]() まだまだやることがある!! やれることがある!! そうも思わせてくれた、 安喰先生のセミナーでした。 ![]() 次回は、来年春頃を予定しています。 次回もかならず参加する予定です。 #
by palmarosaK
| 2023-11-10 23:34
| マラソンセミナー
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