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「色」と「食」を考えるセミナーは、 パルマローザとして初めてのお仕事であり、 思い出深いセミナーです。 参加者の1人の日本医科大学のI先生。 フリーの栄養士が講師を務める小さなセミナーに、 糖尿病のセミナーをご自身でも主宰なさっている先生が 3回続けていらしてくださったことに、 驚き感激しました。 終わってから、 「いやぁ、よかったよ。 栄養士でこんな活動をしている人がいたなんて~。 いいねぇ。ちゃんとしゃべれるしさ。 今度、うちが開催するセミナーでも話してよ。 あ、そうそう、もっとホワイトボードを利用したほうがいいよ」 初対面の私に、いろいろアドバイスをしてくださいます。 そして、多くの栄養士のお仲間や看護師のお友達を 紹介してくださいました。パルマローザは、 先生つながりのメンバーがいまも支えてくれています。 「ガンなんだよ。だから、早くなんでもやっておきたい。 うちのセミナーの講師を引き受けてくれるのも この場でYesかNoか決めてほしい」 当時、流行していたダイエットを、 糖尿病患者さんが実践し大変なことになったこと、 そして、いろいろな研究も 自分のからだで試していることも、教えてくれました。 「でも先生、ご自分のからだを大切にしてほしいです。 徹夜で研究しているなんて……」と言う私に、 「時間がないんだよ……時間が……」 先生の主宰するセミナーは 終了時刻があってないようなもの! 10時にはじまって、18時を過ぎてもまだ終わらないほど。 患者さんのことを思う先生の気迫と熱気が、 みんなを同じ気持ちにさせたのではないかな。 あの時。みんな。 再び病院に勤めだしたことを、 先生に告げたとき、 「よかったな。でも自分の活動も続けろよ」 しばらくして、 勤め先の病院に友人の看護師さんから1本の電話。 「I先生がお亡くなりになったの。明日がお通夜よ」 お目にかかった回数は少ないにもかかわらず、 本当にお世話になりました。 栄養士として、今後の活動に対して、自信をなくしていた 私に勇気と元気を与えてくださった先生でした。 I先生の名刺は、私の大切なお守りになっています。 そして、先生の電話番号は、 もちろんいまも携帯電話に。 「いまさ、すごいデータが出たんだよ。 今度の学会で発表するからな!」 って、急に電話がきたりして……と思ってみたり。 いまおこなっている活動が、 先生の意志を継いだことになるよう、 栄養士としてこれからも、 発信し続けることができるよう、 仲間の栄養士さんとともに努めていこうと、 電話を切った後、そう誓いました。 チャンスの神様って、 いつどこで出会うか予想もつかない。 だからこそ、 これからもずっと、アンテナを高くはっておきたい。 でも、それには、フットワークを軽くしないとね。 そのための、 筋力をこれからも維持できるようにしよう。 そして、私たち自身も、 誰かのチャンスの神様になっているかもしれないのだから。 #
by palmarosak
| 2005-10-05 19:46
| パルマローザサークル
栄養士さんからご相談を受けました。 優しい笑顔、優雅な物腰、 とてもステキな女性で、 どうみても、今その職業に就いていらっしゃるかのよう。 彼女の表情は、真剣そのもの。 絶対応援してあげたい! ときっと彼女を見てると誰もがそう思うんじゃないかな。 30歳を過ぎると、国内航空会社は年齢制限があるため 今度は外資系航空会社を目指す人が多くなります。 でもそのためには、英語ができるではダメ。 英語はできて当たり前、 そして実力主義を求められるのが外資系。 彼女を見ていて、 同年齢のY子ちゃんを思い出しました。 国内航空会社を受験し、すべて敗退。 その後、客室乗務員の夢をあきらめず、 専門学校に通い、外資系航空会社を狙います。 「最終面談まで通過するのだけれど、そこで落ちちゃうのよね」 とY子ちゃんは、いつも言っていました。 でもY子ちゃんはすごかった。 都内の外国人宅に国内ホームステイをし、英語力の磨きをかけ、 仕事も客室乗務員の試験があってもいつでも休めるように、 派遣会社に登録。 それも英語力のスキルアップになるようにと、 外資系企業を選ぶなどの徹底振り。 洋服も普段からセンスがいいものを……と選び、 客室乗務員の夢にかけたいからと、 ただただそのことで一生懸命な人でした。 でも、さすがに、30歳を目の当たりにし、 親から仕送りを受けていたY子ちゃんに、 「他の道もあるのでは?」と 言ってしまった私。 私が言わなくても、 本人が一番よく知っているのに。 あの頃、なんて冷たい対応をしたのかなと、 今もそう言ってしまったことを後悔しています。 その後、I航空会社の入社決定が決まったとき、 彼女のそれまでの努力を知っている私は 涙、涙でお祝いをしました。 大学卒業してから、10年後、 彼女はやっと自分の夢を手に入れました。 彼女をずっと見ていて、やればできる!と。 人一倍、努力すれば。人一倍、笑顔でのりきれば。 「なお子ちゃん、外国人クルーってすごいのよ。 フライト中、ギャレーでピザを作っているんだからぁ」 彼女がやっと機内の人となった同じ年、 奇しくも、私も第2の人生を歩き始めました。 それぞれの10年。 いま、どうしているかな。 客室乗務員になりたいその彼女の相談を受けたとき、 ますます、Y子ちゃんを思い出してしまうのでした。 #
by palmarosak
| 2005-10-03 22:40
| 人生100年時代
ブラッシュアップ講座の講師を 担当させていただいています。 代表の井垣利英さんは、 「世の中の女性をもっとステキにしたい、 もっときれいにしたい」とあつく語られる、 ご自身もステキな女性。 30歳で社長になる!という夢を掲げ、 それを達成され、 次は本の出版実現……とますます多忙な人。 思ったことを次々に実現される積極性と、 自分の目で確認し、納得してから決断するという慎重さ、 そのどちらも備えている才色兼備な女性。 さて、きょうの授業は 20名の方たちが参加してくださいました。 大学生から40代の女性と幅広いのが最近の特徴。 私のテーマは、「若さと美の栄養学」 ダイエットしたい、もっときれいになりたい、 客室乗務員になりたい、疲れをとりたい……などなど、 いろいろな動機で、同じ空間に集まる……。 今日で3回目の授業になる生徒さん。 お目にかかるたびに、輝き、 ますますステキになっておられる。 ご本人にお尋ねしたら、 「まわりからも言われるんですよ、 体調も最高です。 しいてあげるとすると睡眠不足かな」。 井垣さんと私たち講師が一番嬉しい瞬間です。 奇しくも、パルマローザで主催している、セミナーと同じ名前。 ブラッシュアップ! そして、シェリロゼは、愛しいバラという意味。 パルマローザも、 バラの香りがするハーブの名前。 #
by palmarosak
| 2005-10-02 21:48
| シェリロゼ
独身寮の窓から見える富士山を見ながら、 空港まで通勤していた頃を、 今日久しぶりに大倉山駅に降りて思い出していました。 その頃、寮生たちとよく食べにいっていたのが、 駅近くにあるビストロ。 ここのオーナーシェフが、 羽田空港にあるフランス料理の総料理長を なさっていたということと、 1000~1500円も出せばお腹がいっぱいになる! 寮生には、ありがた~い、 人気の馴染み深いビストロでした。 あの頃と変わりなく、「よッ!久しぶり、元気?」と カウンターに座る私に声をかけてくれる。 時間が思いっきりタイムスリップ。 「これからフライトなの」という話から ある時は、仕事の悩み……などなど。 よく聞いてもらったものでした。 シェフ曰く 「そういえば、このカウンターで宣言してたよね。 私、明日で会社を辞めるんだって。 栄養士になるための学校に行くからって」 昔から知っててくれる人がいることはなんだか嬉しい。 その空間にいるだけで、 仲のよかった同期たちとの思い出でいっぱいに。 でも、1つだけあの頃と違うのは、 ○十年たったそのビストロ、 連日満員だそうで、 カウンター越しでも、忙しそうで、 シェフとお話する時間がほとんどなくなっていること。 でもいいのかも。 お店をオープンしたばかりだったあの頃は、 お客さんが来ないから、思いっきり話すことができた。 でも、それでは店は続かない。 いま、お店が続いてくれていることで、 私たちは その懐かしい場所に戻ることができるのだから。 小高い丘の上にあった寮は、いまはない。 でも、あの当時の思い出は、 ずっと自分の心の中に。 それを確認できただけでも安心できた そんな土曜日の昼下がりでした。 #
by palmarosak
| 2005-10-01 18:59
| ANA
ここのオーナーに惚れて!ずっと通っています。 それは、私の髪に対する提案の仕方が すご~く私にフィットしているから。 現状の提案だけでなく、 一歩先をイメージしながらの提案。 そして、その人のライフスタイルを把握しての提案。 「影山さんは、どういうイメージにしたいの? そうね、伸びても美しいラインにしたほうがいいもんね。 ブローあんまりしないでしょ? 普段は。だったら、○○というイメージはどう?」 そして、○ヵ月後も、 イメージどおりのヘアースタイルが保たれる。 27歳で美容師に転職したその人は、 誰を真似することなく、 自分のセンスを信じてがんばっている。 そのセンスにたくさんのクライアントが集まる。 近い将来、 栄養士も指名制になる日がくるかも。 トップスタイリスト、スタイリストによって料金が変わるように、 客観的評価をクライアントからされてもいいのでは? そうすることで、 私たちみんなが今よりもっとブラッシュアップ しなきゃいけないことを、 身をもって体験することになるかもしれない。 栄養士さんなら誰でも……から、 あの人でなきゃ、と選ばれる栄養士にシフトする。 お互い、いま、できることから、 ともにがんばっていきましょ。 #
by palmarosak
| 2005-10-01 00:29
| 身だしなみ
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