8月9日に開くアクションクッキング、第17回のテーマは、
「野菜1日350グラムの幸せ」
この教室に参加される方の数人から、
「どんな幸せが待っているのかしら?」
「タイトルがおもしろいですね」などの
メールをいただきました。
『栄養と料理』を昔から読んでいる方は、
このタイトル、どこかで聞いたことがある、
とおっしやるかもしれません。
そうです、『栄養と料理』の1987年6月号に
「野菜1日300グラムの幸せ」という特集がありました。
当時の編集長によると、
「野菜の特集は、そんなにヒットするものではないけれど、
この特集は例外的によかった」そうです。
私は、けっして「ヒット」を狙っているわけではないのですが、
今日の目標値として、野菜を1日に350グラムとるということは、
分量の点で、調理技術の点で、献立の点で
どういうことなのか、
それを実体験してみたいと思っているのです。
たとえば、国民健康・栄養調査によれば、
平均的には1人が1日にようやく250グラムを
クリアしているかどうか、という程度。
あとの100グラム前後をどうすればとれるのか、
そんなことをみんなで検証したいと思っています。
いろいろの料理教室に通ってきた経験、
そしていまもそれを続けている経験から
こう考えています。
今日の料理教室は、指導者が秘伝(?)を伝える
というパターンだけでなく、
食生活の楽しさ、
健康行動としての食生活のあり方を追求するなど、
次々にアクションを誘発する、よりダイナミックなもので
あってもよいのではないか、と。
それがアクションクッキングの考え方です。
さて、9日はどれだけの人が幸せになれるのでしょうか。
すべては野菜が知っている……のかしら?