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2017年2月18日~19日の2日間、 横浜で1つの研修会に参加し、 1つのイベントを主催しました。
1つめは、大橋禄郎先生主催の 「ロッコム文章・編集塾 遠距離クラス」に アシスタントとして参加しました。 (講師 大橋禄郎先生 時間 10時~5時 場所 横浜・関内ホール)
19日は、食コーチングプログラムス主催 「食ジム」第53回 ≪栄養士・健康支援者における「子育て」のいろいろ。 ――美しい関わり方―― というテーマで主催しました。 座長は、さいとうはる子さん。 行政の栄養士さんで、 「食コーチング」第15期を修了されました。 アドバイザーは、大橋禄郎先生。 今回の「食ジム」については、 大橋先生はご自身のブログでも、 お示しくださいました。 ここでは、2日目に開催した 「食ジム」第53回について記しておきたいと思います。
「子育て論」は、以下のように進行しました。
1.私の育てられ方―親のこんなところに感謝したい。 2.「親の顔を見ちゃいました!」 バッド子育ての現場レポート 3.日本人の子育て、食育― ①ここは問題 ②ここは誇り。 4.栄養士・健康支援者が考える「子育てのあり方」 5.「子育て」の評価基準を設けるとすれば……。
1.の項目では、 「自営業の両親が人づきあいの大事さを教えてくれた。 結婚して、よその家庭がそうではないことに気づき、 あらためて感謝した」 「本をたくさん与えてくれたことで読書が好きになった」 「本を読む楽しさを教えてくれた」 「両親が身近にいなかったので、祖母が子育てをしてくれた」 「大人の集まりにあえて子どもを同席させてくれた」 「両親が喧嘩しているところを見たことがない」 「自営業をしていたため、家が貧しく、 家計は困窮していたけれど、 兄弟の支援のおかげで大学まで行かせてくれた」 「自営業の父は寡黙、母は社交的。私が今働いているのは、 母の影響」 「母が手作りの味にこだわっていた」 「どんなことがあっても、朝ごはんはつくってくれた」 などの発表がありました。 全体として、「母親」に感謝、 という声が多かったように思います。 それは、父親の存在が小さかったということではなく、 子育てに関しては、とくに女の子にとっては、 母親という存在が大きかった、 ということではないかと思いました。
けっして裕福ではなかった、 というお声が少なくなかったのですが、 それでも、それを嘆く方はおられず、 親への感謝を深く語っておられました。 プラス思考の方々の集まりということがあるにしても、 子は、おおむね親の育て方のよい点を 思い出すもののようです。 それがモチベーションというものでしょうか。
ちなみに、アドバイザーの大橋禄郎先生は、 理容師と美容師のご両親を持たれた、 参加者唯一の戦争体験者。
お父様からは、 「ものごとには裏がある」ことを教わり、 子ども心に傷づいたことがあったそうです。 たとえば、「プロレスやプロ野球の試合は、 最初から勝ち負けが決まっている」と。 それでも、 ものごとを多面的に見るトレーニングになった とのことでした。
お母様からは、 6人兄弟の末っ子の先生、 自分だけが、なぜかいつも「雑巾がけ」を 命じられて不服を感じていた。 その不満をお母様に伝えたところ、 「人のことはどうでもいい、 「言われたことをしなさい」と 言い続けられたそう。 そのことによって、 「人をうらやましがったりする感覚が薄らいだ」 そう感じられるのだとおっしゃいます。
2.の「親の顔見ちゃいました!」では、 思いもかけない答えが出ました。 このあたりが「食ジム」のユニークさ。 教科書では学べない、 たいせつな人生の学び場となっています。
「親がスマホをしながら、 ファミレスで食事をしている家族連れ」だったり、 「公衆の面前で、泣いている子どもに、 『早く来なさいよ~』とおとなでも怖くなるような顔で 子どもに怒っている親」だったり、 「たばこの煙がもうもうと立ち込める中、 子どもにご飯を食べさせている親」だったり……。 なかには「それ、私の親です」という方も! 子ども時代に、何気ない親の一言に傷つき、 そのことが、30年近く経った今も、 こうした場所でふと蘇る……のだということを 実感した瞬間でもありました。 3.日本人の子育て ①ここは問題 ②ここは誇り という項目では、 日本人の子育てという、 フィールドが自分の家庭から 大きく広がる奥行きを感じた項目となりました。
それもあるのでしょうか。 みなさまからのご意見も、 ちょっぴり滞りがちになりました。 今までそんなに意識して考えたことはない…… ということもあったりするのでしょう。
私は、 「日本人は、幼いときから、両親、あるいは祖父母から、 『人様に迷惑をかけてはいけない』 『世間に指をさされることはしてはいけない』 と、刷り込まれるように教育されてきたことも、 日本の誇りと考えていいのではないか」と、 発言いたしました。
また、一方、 「まわりが見ているから気をつける」 「まわりがみていないと何もしない」 などと、いつも「まわり」に振り回され、 「自分」が中心ではないので、 「問題」にもなるのではないかと。
ある方は、 フィンランド語の「ネウボラ」というシステムを 広島の行政では、子育て支援に、 取り入れているということを ご紹介してくださいました。 ネウボラとは、 「相談やアドバイスの場」という意味だとか。
大橋先生いわく、 「福祉や教育の世界では 海外のコトバやシステムを もってくることが多いようですが、 その程度のことであれば、 自国のわかりやすいコトバで システム化できないのかしら」
4の、栄養士・健康支援者が考える子育てという項目では、 日本でも、ここ数年問題になっている、 貧困児童に対する指摘も出てきました。
最近ではNPOが主導する、 「子ども食堂」をはじめ、 「食」をきっかけに、 子どもたちの成長を心身ともにサポートできる 組織も多くなっています。
自分には子どもがたまたまいなくても、 栄養士・健康支援者という立場から いろいろの取り組みができること、 自らが動く機会は多くあることを 自分がいま、栄養士・健康支援者として 勤務している組織以外にも多くあるのだということを あらためて知ることになったように思います。
子どもは親や親族だけの私有物ではなく、 国や地域の財産であること、 1人の子は、社会が育てるもの、 という視点が大切なことを みなさんで学ぶことができたようにも思います。
「親の顔を見ているだけではダメ」で、 ときには親に気づきを促すことも、 こと、食と健康に関しては、 栄養士、健康支援者の守備範囲に 入れる必要がある、と思いました。
特定保健指導に従事されている方では、 食事相談が1つの「きっかけ」となって、 家族で「朝ごはん」に取り組むチャンスにもなったり、 (現に、お薬を飲んでおられる患者さんは、 病気になったことで、 「薬を飲まなくてはいけないから 朝ごはんを家族もいっしょにとるようになった」 とおっしゃる方もおられます) 栄養士である私たちが、 間接的に、1人のおとなを通じて、 家族の幸せにも貢献できることを みなさまの事例発表からたくさん学ばせていただきました。
実は、このテーマでの「食ジム」開催は 人が集まるだろうか……と心配でした。 が、そんな心配は杞憂だったことを あらためて実感しています。
親が心身ともに疲れていると 子どもに余裕を持って接することができません。 そんなとき、 私たち栄養士が、 食を通じてサポートさせていただく方々を 心身ともにサポートさせていただけるのですから どなたでも、子育てに間接的にでも 関わってくるのだと思います。
最後の項目に関して「子育て」の評価は、 大橋先生がご自身のブログに アップしてくださっていますが、 私たちは大橋先生が「食ジム」の最後に しめてくださったコトバを忘れないでしょう。
「子育ての評価って、誰かにされるものではなく、 自分自身が評価するものではないのかしら」
参加者26名は、子育て経験者もいますし、 独身の人もいます。 それぞれが、このテーマで さわやかにディスカッションできたことが 今回の大きな成果だと思いました。
by palmarosaK
| 2017-02-25 23:16
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