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2017年1月28日(土)、 女子栄養大学卒業生有志で立ち上げた勉強会、 「カフェSSN」と 「診療所に勤務する栄養士の勉強会」の共催で、 「食と健康情報の鮮度を高めるための7つのポイント」 と題するセミナーが開かれました。 講師は、大橋禄郎先生。 http://rockyroad1.exblog.jp/ 私たち≪パルマローザ≫ (栄養士・健康支援者ネットワーク) の有志16人で参加させていただきました。 遠路、石川県からも谷口佳津子さんが。 (時間 1時30分~5時15分 会場 女子栄養大学 駒込校舎内) 去る2015年5月に開催された 大橋先生のご講義に一度参加しているので、 今回は2年ぶりの参加。 いつも、横浜のホームグラウンドでお聞きする 大橋先生のご講義も、 主催者が異なり、場所が異なり、 受講者が異なることで、 いつもと違った新鮮さと 高揚感を感じて臨ませていただきました。 先生のご講義は、 以下のテキスト内容で進められました。 ◎イントロクエスチョン4題。 同意するものは「〇」を、 同意できないものに「×」を 書き入れるというもの。 このイントロクエスチョンで、 70名近い参加者の助走が いっせいにスタートします。 イントロクエスチョンの1番目には、 「栄養士」とは、その名称のとおり、 栄養素の意味や必要性について深く理解し、 その知識を人々に伝えることで 社会に貢献する職業である。とあります。 〇か×か。先生の解釈では、(×)。 その理由も1つ1つていねいに ご説明いただきます。 その解釈を聞き入る学生から ベテランの先生方も、 大橋先生の解釈を伺うたびに、 「あ~!」「そうか~!」との、深いうなずきが。 1.ふだん使っているコトバを見直す。 2.「食」の栄養補給以外の目的を軽く考えない。 3.健康の「3大要素」から「6大要素」へとシフト。 4.「食の地図」を持たずに食のガイドはできない。 5.表情と身だしなみ、ライフスタイルでも 健康を「見える化」する。 6.健康情報を伝えるコミュニケーション力はここまで必要。 7.「ヘルスプロモーター」としてのスキルを高める。 合計10枚のテキスト!! 1枚1枚が、栄養士として、 一生手元に置いておきたい!! と思わずにはいられないほど、 栄養士・健康支援者の「バイブル」 そのものの内容でした。 あしたからの「食事相談」「健康相談」が、 このようなバイブルがあることで、 より心強く臨むことができる……、 そう、思われた方が多くおられたはず。 さて、研修会では、 日ごろ、あたりまえのように(?) 使ってしまっている、コトバの1つ1つを 大橋先生が検証されました。 たとえば、「栄養士」という 私たちの職業であるコトバについて、 これからの日本を見据えた視点で、 あらためて、 「栄養士」は「栄養素士」ではないと、 強く認識した方は多くおられたはず。 これも、人生50年時代から 100年時代へと突入した、 日本の栄養士として、その社会的使命を、 文章でカタチとしてお示しくださったのは、 この研修会に参加した大きな収穫でした。 その他、「栄養指導」「栄養バランス」 「行動変容」 「エビデンス」「安心・安全」……。 だれかが言うと、自分もなんとなく使ってしまいそうな これのコトバにも、1つ1つの解釈を示していただきました。 「安心」と「安全」は別もの。 それを、なんでもかんでも、 「うちの〇〇は安心、安全です」 と言えば言うほど、陳腐な表現になり、 中身の空虚さが露呈する……、 そのことを多くの栄養士が納得されたでしょう。 水戸黄門様の「印籠」のように、 そのコトバをただ誇示することで、 「なんとなく仕事をしたように思う」 ことだけは避けたい! 「バランスよく食べてくださいね」 というアバウトな表現では、 それを聞いた対象者の行動には、 変化が見られない。 「何を、どれだけ、食べればよいのか」 ということを、まずはお知らせしないと、 行動に移すことができない。 「バランスよく食べましょうね」 「安心・安全ですよ」といえば、いうほど、 空虚なものになってしまうことを ここでも教えていただきました。 「栄養士さん、『栄養のバランスってなんですか』」 と、いつ、なんどき、 クライアントから質問があってもいいように、 自分の答えは、ある程度持っておかなければならない」。 その1つの「ものさし」が、 「四群点数法」であることも あらためてお示しいただきました。 「四群点数法」の創設者であり、 女子栄養大学の創設者・香川綾先生。 当時、書籍の編集者として、 のちに『栄養と料理』編集長として お仕事をされた大橋先生が、 綾先生に 「四群点数法」についてインタビューし、 綾先生のお話を文章に起こして 紙面に載せたり、 大橋先生ご自身も、 解説記事をお書きになったりすることが 少なからずあったそう。 いまとなっては、 創設者に一番近い、「四群点数法」の 直伝伝授者のお1人と言っても 過言ではないでしょう。 その大橋先生が、 「四群点数法」の利点を、 少なくとも6つはある、 とテキストにお示しになったことは、 1.「栄養バランス」というときの 具体的な基準として示すことができる。 2.日々の食材を、4分類という 最少のカテゴリーに収めてあるので、把握しやすい。 3.健康な人、食事制限のある人の双方が活用できる。 4.「四つの食品群」と、1点80キロカロリーという 「熱量点数」とによって、バランスと量の管理ができる。 (「マゴワヤサシイ」では、量のコントロールができない) 5.関連する資料(本や雑誌)が 多く出版されているので、情報補給ができる。 6.家庭の食事に限らず、世界中のどんな食材、 どんな料理でも、おおむねその特徴を 把握することができる。 外食、中食にも適応できる。 栄養士の中には、 「『四群点数法』は女子栄養大学のものでしょ?」 とおっしゃる方がおられるそう! そうした方に対処する方法まで 先生はお示しされました。 もし、上記のような考え方の方がいらしたら、 「ベースになっているのは 国が定めた「食事摂取基準」です。 これは、日本人全部、 あるいは世界中の人に活用していただきたい、 食事指針として考案されたものです。 ですから、「食生活の地図」っていうんです。 世界地図を見ているとき、 「これは昭文社のものでしょ?」 「これは帝国書院のものでしょ?」なんて、 出版社の名前を気にする人はないでしょ? たいていの地図の元データは、 国土地理院によるものです。 「四群点数法」も同じで、 「食事摂取基準」が元データ。 だから「食の地図」なんです。 その他にも、 「毎日、忙しいので、卵1個、牛乳1杯なんて、 そんなことに気をつかっていられませんよ」 「四群を使いたいけれど、 まわりの人はまったく知らないし、 『食品交換表』が頭にある人が多いので、 言い出しにくい」 という、きっとどこででもありそうな事例を、 「魅力的な答え方」として、 お示しくださいました。 今回、受講している方々の半数以上は、 女子栄養大学以外の方々。 その方々も、大いに納得しておられるのを 後ろの席に座っていた私は確信しました。 また、せっかく 「食のものさし」を学んでいたとしても、 それを、「どう魅力的に伝えるか」 ということに、日々、労力を使わず、 怠っていると、人々の生活には、 浸透していかないことにも通じる……と感じました。 「〇〇はからだによい」 「〇〇は健康によい」といった、 量の基準を示さない 抽象的な食事法を流布する人が多いために (厳密には「食事法」とはいえない) 人々をミスリードし続けているうえに、 怪しい健康法の流布を許している、 そういう現実を見るとき、 その責任の一端は 私たち栄養士にもあるのではないか と自問自答していました。 途中、都内の専門学校での授業があったため、 中座し、午後6時過ぎからスタートした、 懇親会に参加するために 再び合流させていただきました。 参加者の約半数近くが参加していた懇親会。 主催者の先生がたのご配慮で、 私たちパルマローザ組も 参加させていただきました。 イタリアンレストランの2階でおこなわれた 懇親会では、全員が自己紹介を発表します。 マイクがない、 レストラン特有の喧騒感があるなかで、 わが、パルマローザ組は、 日ごろから、 自己紹介などのプレゼンテーションを 強化、実践しているだけあって、 とくに、以下の点が印象的であり、 実際、その場にいらした先生がたから うれしいご指摘をたくさんいただきました。 1.全員に聞こえるような発声で 発言していた。 2.自己紹介が簡潔で、 ピンポイントで説明できていた。 3.決められた時間内(2分以内)で びしっと決めていた。 (自己紹介に慣れていない人は、 話が長くなる傾向がある) 4.全員に誰が話しているか わかっていただけるようにと、 あえて、自席から離れて、 前方で自己紹介をしていた。 5.身だしなみに関しては、 黒やグレーなど暗い色をあえてはずし、 「春の訪れが待ち遠しくなるような」 ジャケット+αのコーディネートで 全員が臨んでいた。 栄養士の大先輩であり、 日本を代表する栄養士として いまも第一線でご活躍の宗像伸子先生。 先生は、山吹色のきれいなお色の ジャケットで参加されていました。 先生にそのことをご指摘させていただくと、 「黒色のジャケットって顔色が悪く見えるでしょ? 私は人が相手のお仕事だから、 明るい雰囲気を出すためにも、 そして、もちろん 自分自身の顔色がよく見えるような色を 着ることが多いわね」とのこと。 「やっぱり先生は 身だしなみに関しても考え方がちがう!」 懇親会では、ふだんお目にかかれないような 大先輩がたにも、お酒の力を借り(!) お声をかけさせていただく機会にもなって、 大盛りあがりでした。 久しぶりに伺った母校の駒込校舎。 その母校で、 大橋先生のお話をお聞きできたことは、 2017年、この1年だけではなく、 栄養士として、生きる限り、 一生の財産を得ることができた、 そんな気持ちで懇親会を楽しみました。
by palmarosaK
| 2017-02-03 23:04
| 女子栄養大学
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