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10月10日(土)から公開されている、 アメリカの映画、 「マイ・インターン」を観ました。 http://wwws.warnerbros.co.jp/myintern/ 物語は、若い女性「CEO」 (チーフ エグゼクティブ オフィサー)と、 70歳代のシニア・インターン (ここでは「補助要員」という意味か)との 恋物語ではなく、 人間の心の触れ合いを描くヒューマンストーリー。 アン・ハサウェイ演ずる「ジュールズ」は、 30歳代ながら自宅キッチンで立ち上げた ネット販売専門のアパレル会社。 急成長したため、 ニューヨークにある印刷工場の社屋を買収し、 リフォームして広いオフィスに。 スタッフは220人のを抱える企業に成長。 オフィスが広いので、 ジュールはオフィス内を自転車で移動するなど、 大忙し。 自信満々、少々生意気なやり手ながら、 ファッショナブルで美しい。 その彼女を助けるために、 彼女の夫は仕事を辞め、 かわいい1人娘の面倒を見るイクメン。 自由に仕事に打ち込むジュールにも 悩みがあります。 それは、 自身の過密スケジュールや 深夜まで働くスタッフたちのことを 考えると、このままでは この先、会社を維持できなくなる。 そう同僚から指摘されて、 株主を納得させるためにも、 ベテランの社長(CEO)を雇うかどうかという 決断が迫られていること。 そんなところへ、 ジュールズより40歳上の ロバート・デニーロ演ずる「ベン」が シニア・インターンとして現われます。 彼は妻とは死別しており、 会社もリタイアしたので、 いわば悠々自適の生活。 しかし、暇を持て余していたので、 たまたま目にした求人広告に応募したのです。 ジュールズのほうも、 高齢者の雇用をすすめられたりしているので、 ほとんど「ついで」みたいに採用します。 雇われたものの、 ベンは自分の仕事もなく、 あちこちセクションを変えられる。 ベンは、相当のキャリアを持ちながらも、 黙ってその状況を受け入れ、 存在感もないまま、 荷物が山積みされている机の上を 片づけるくらいの仕事を自発的にしたり……。 邪魔者扱いされながらも、 自己主張するでもなく、 かといって、すねたり怒ったりせず、 着々と周囲のスタッフの信頼を得ていく デ・ニーロの押さえた演技は見事。 「能ある鷹は爪を隠す」は アメリカにも、もちろんあるわけです。 もともと、積極的に採用したわけでもないので、 ジュールズにしてみれば、 ベンの存在など眼中になかったものの、 なんとなく自分の心を見透かされているようにも思えて、 遠ざけたりもするけれど、 ちょっとしたひとこと、 ちょっとした問いかけ、 ちょっとした意見が 彼女にはボディブローのように効いてきます。 気がつけば、スタッフも、 夫も子どもも、ベンを好きになっているのでした。 ニューヨークのおしゃれスポットといわれる ブルックリン。 レンガ色のアパート、 見上げるくらい高い木々の緑、 人々の着ている衣服が差し色になっていて どのシーンを切り取ったとしても、 ため息が出てきます。 物語の成行きで、 ベンの家に、 同僚が少しばかり居候することになるシーンで、 ベンの家の中がスクリーンに大きく映ります。 妻が亡くなった後も、 整理整頓され続けている家、 30本以上はあるであろうネクタイ、 きれいにディスプレイされたシャツ……。 それらは、 ベンが、インターンになってから 急遽そろえたのではなく、 若いときからのライフスタイルであることは、 観客にはすぐにわかります。 ネクタイの分だけ人生がある。 人生を重ねた分だけ、 ネクタイ、アイロンの利いたシャツがある……。 このシーンを ていねいに撮った女性監督に「すごい!」 と思わずつぶやきました。 「シャツはズボンの中に入れる」 「スーツが自分にとってラク」 「ハンカチは男のたしなみ。 それは、泣いている女性などに貸すためのもの」 ベンのひとこと、ひとことに、 周囲の同僚たちの身だしなみや考え方にも 変化が少しずつ見え始めるのを 映画は、気がつく人には気づかせるのです。 ベンのアドバイス1つ1つが、 「私以外の人を基本的には信用しない」 といわんばかりのジュールズの心を動かします。 「君はよくがんばっている。 この偉業は誰のおかげ?」 ベンのアドバイスは、 助言ではなく、 「問いかけ」が多いことに気がつきます。 アメリカでも、ママ友たちは 仕事を持つ女性には冷ややか。 でも、ベンは、けっして、 わかったような助言はせず、 ママ友たちに、 「彼女のようなすごい友だちを持って 幸せでしょう?」 と、問いかけ、 いじわるな?ママ友たちを スマートに黙らせてしまうのです。 こんなふうに声をかけてくれる人が そばにいてくれたら、 女性に限らず、 どれだけ心強いことでしょう。 アメリカの現状、風俗、 働く人たちのライフスタイルが推察できます。 ニューヨークに住む人たちの日常を 淡々と追っているようでも、 その裏にはいろいろのドラマがある。 それは日本に住む私たちも同じかも。 そうした日常を ゆるいコメディタッチで描いてゆく 監督のセンスが光ります。 そこにはサービス精神もあって、 ハラハラ、ドキドキも、 スパイスのように適度に振りかけてありました。 今年7月30日、 厚生労働省は、 2014年の日本人の平均寿命が 過去最高の女性86.83歳で世界第1位。 男性は80.50歳で世界第3位となったことを 発表しました。(男女ともに過去最高を更新) 昭和22年(1947年)の日本人の平均寿命が 50歳だったことを考えると、 いま、私たち日本人は、 人生100年時代を生きている1人 というところでしょうか。 ひと昔前でいえば、 ベンのような70歳という年齢は、 「お年寄り」とひとくくりされていたかもしれませんが、 これからの、60歳、70歳、80歳は、 まだまだ現役。 ファッションに哲学があり、 その生きる姿勢も意欲的、 その瞬間、瞬間を楽しもうとする姿勢も、 人に対する接し方も大人の対応、 異性にもいまももててしまう……、 そんなベンに憧れてしまいます。 「枯れた大人」とは違う、 参加意識を捨てず、 身だしなみにも気を配る大人。 けっして齢を自分のバックボーンにしない、 柔軟で謙虚て、ユーモア感覚のある大人。 この映画は、 日本の男性にも ヘルシーな刺激を与えるかもしれません。 そして、 自分自身の70代、80代も それに近い状態でありたい……、 と強く思いました。 そして、 ちょっぴり心が弾んでいる自分がいました。 ファッション雑誌を見ているかのような、 映画のワンシーン、ワンシーンが 魅力的で、その魅力が 私を虜にしたようです。 実はこの映画、 試写会で一度観て、 この感想を書いているのは2回目を観た後。 3回目も「機会があれば観たい!」 と思ってしまう、 この秋、私の健康度を上げてくれた映画の 1つであることはまちがいありません。
by palmarosaK
| 2015-10-15 00:09
| 映画鑑賞
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