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2月15日、16日の週末は先週に続き、 横浜は大雪に見舞われました。 またまた、主催する2つの研修会と重なりましたが、 「原則として天候によって計画を変えない」を モットーにしているので、 いつもどおり、楽しく開催しました。 1日目の15日は、 「食コーチング」入門コースを受講された方のための 食コーチングスキルアップ研修。 テーマは 「魅力的な食事相談・健康相談をおこなうための 《肯定的指摘、100本ノック!!》」。 (講師 影山なお子) 10時30分~午後5時 会場 神奈川近代文学館) 最近、食コーチングスキルアップ研修の中では 「問いかけ」や「肯定的指摘」のスキルアップに 力を入れています。 食コーチングをお伝えし始めた頃は この部分を特化してお話しするところまでは 至ってはいませんでした。 まずはともあれ、食コーチングの総論を しっかりお伝えすることを急いだためです。 しかし、一通りのスキルが身につき、 実践してゆく中で、 「こんな場合はどうすればよいのだろう」 という疑問が生じることがあります。 さらに、食コーチングが、 より実効性のあるコミュニケーションスキルであるためには、 各論の部分も、しっかりとスキル化しておく必要を より強く感じるようにもなりました。 さて、 「肯定的指摘」とはなにか。 食コーチングでは以下のように定義しています。 「対象者との会話のきっかけをつくったり、 親近感を高めたり、 自分の利点や強みを意識していただいたりすることを目的に、 相手の様子や状態、言動などの特徴を 肯定的に指摘すること」 「『肯定的指摘』と『ほめる』との境界は かならずしも明確でない場合があるが、 相手に『いかにもほめている』と感じられることで、 お世辞ととられたり、逆に無礼と感じられたりする リスクがないとはいえない。 相手を『とにかくほめればよい』といった 安易なアプローチからは、 好ましい人間関係は生まれない」 『肯定的指摘』とは、 ときには相手が意識していない状態や事実を あまり価値観や評価が出過ぎない表現で伝え、 相手のモチベーションを高める コミュニケーションスキルである」 栄養士がカウンセリングや コミュニケーションの研修を受ける機会が 今よりも少なかったころ、 これらの研修を受けたことがあります。 このとき、講師の先生の多くが 「とにかく相手をなんでもいいからほめなさい」 「ネクタイの色でもなんでもいいから……」 とおっしゃっておられました。 「ほめる」ことに関しては、 子育て本、ビジネス関連書籍、 カウンセリング・コーチング関連書籍 などにもしばしば取り上げられるテーマです。 適切な頻度でタイミングよく使えば、 もちろん大変有効であることは周知のとおり。 しかし、現場で忠実にこれらを表現しようとすると ほめている側の自分も「なにか違う……」と 違和感を感じたり、クライアントを 怒らせてしまったりということも実際にはあります。 近年、「ほめ殺し」などのことばも流行っていて、 うっかり「ネクタイすてきですね」というと、 「あれ? ネクタイどこかおかしいかな?」 と相手に思わせてしまうこともあり得ます。 また、ほめ方にも「マンネリ化」があることは 体験していますし、人からもうかがうことがあります。 まるでコンピューターの音声のように、 いつもいつも、 「すてきですね」 「かわいいですね」 「きれいですね」 「お似合いですね」 「いいですね」 などとやっていると、 ボキャ貧と見てくれる人はまだ好意的で、 「マニュアルどおり」 「心がない」 「知性が感じられない」 「三流程度かも……」 などの酷評を受ける可能性も考えておく必要があります。 今回の「肯定的指摘100本ノック」では、 髪型、お化粧、表情、 姿勢、服装、アクセサリー、 持ち物、本……といった、誰の目にもとまる状態を いろいろの表現で指摘するという ノックを行ないました。 慣れないうちは、 どうしても、ワンパターンになりがちですが、 それでも、1日かけてじっくり学ぶことで、 語彙の引き出しが今までよりも増えたと、 実感される方が多いように思います。 肯定的指摘の一例 「きょうの青空と同じ色のネクタイですね」 「5年後まで視野に入っていらっしゃいますね」 「スポーツマンを思わせる体型ですね」 「『モンテグラッパ』ですね」 「高い視線から世の中を見ていらっしゃいますね」 「JR的なタイムスケジュールですね」 「いつも5分前精神でいらっしゃいますね」 特に褒めているように感じられなくても 相手には快い印象を与える指摘となるでしょう。 次回は、3月23日に「肯定的指摘100本ノック」を ふたたび開催いたします。 100本ノックに挑戦されることで、 栄養士という枠にとどまらず、 自分の可能性が無限に広がってゆかれることを ご実感いただけるものと信じています。 16日の2日目は、 今年初めての開催となる「食ジム」(第21回)。 今回のテーマは、 「栄養士・健康支援者がフリーになるとき、 起業するとき」。 (司会進行 影山なお子 アドバイザー 大橋禄郎先生 会場 神奈川労働プラザ 時間 10時30分~午後5時30分) 大雪の降った翌日にもかかわらず、 急なご欠席なく、 各地から17名の健康支援者においでいただきました。 いまから8年ほど前、 栄養士向けの雑誌などでは 「栄養士の起業、開業」というテーマで 特集が組まれたり、それらについて 講演依頼や取材依頼が多少なりともあったりした時期がありました。 「開業栄養士になるためには」というセミナーも 各地で盛況だったと聞いたことがありますし、 私の主宰する栄養士・健康支援者ネットワーク 「パルマローザ」でも企画したことがあります。 いま、そのコトバが使われなくなったからこそ、 あえて、フリーとか、起業とかのことを 話題にすることに意味があると考え このテーマで「食ジム」として開催しました。 人生100年時代のいま、 組織に勤務している人の定年は 60歳~65歳。 2月17日の『読売新聞』朝刊には、 福岡県の高齢者の就労を支援する 「70歳現役応援センター」が紹介されています。 仕事の紹介を希望した2500人のうち、 800人が働いており、 27%が70歳以上とのこと。 働く理由として、 「仲間づくり、生きがい」と答えた人が 相談者の9割を占めたといいます。 そう考えると、組織にいる人であったとしても、 定年後は誰もがフリーになると考えられます。 そこで、まずは参加者の 「フリー」に対するイメージをあげていただきました。 固定した組織に属さず働く栄養士というイメージ、 自分自身を商品化できる人というイメージ、 自由に仕事ができるというイメージ、憧れ、 という方もおられれば、 違ういい方をすれば、 「無職」というイメージ……という人も。 栄養士の人材派遣会社で いろいろの栄養士さんと お会いになったという栄養士さんは、 「フリーといっても2パターンある」とおっしゃいます。 ①自分の売りで勝負する人。 ②時間があえば、どんな仕事でも請け負う人。 ある栄養士さんは フリーというと、「芸人」を思いだすとご発言されます。 ここでアドバイザーの大橋先生は 「栄養士の場合は芸人とは違いますね。 多くの芸人は、 プロダクションや事務所に所属していて まずは売り出していくのが定番でしょう。 起業することやフリーになるということは、 すべて自分がやらなくてはならないので、 ある意味では、芸人以上に負担が大きい点も あるかもしれません」 また、「フリー栄養士は、なんでもできなくてはならない」 とご発言された方には、 「それを全部自分に求めては大変なのでは? そうしたことに長けている人と ネットワークを組むことだってできるのでは?」 というアドバイスをされました。 大橋先生は雑誌編集時代を通じて 45年あまり、栄養士の歴史をも 見守ってこられた方。 だからこそ、 いろいろのご意見をいただけるのは 私たちにとってはほんとうにありがたいことです。 大御所であられる、 東畑朝子先生、 宗像伸子先生、 亀石早智子先生、 竹内富貴子先生……などなどの例について いろいろの角度からお話しいただき、 大きな収穫となりました。 一流の先生のおそばにいさせていただくことは そうそうできることではないですが、 先生がたのお話をお聞きできるチャンスを 逃すまい、とみなさま真剣な表情で メモをとっておられました。 次に、 「私の知っているフリー栄養士、起業栄養士」を みなさまにあげていただきました。 その人たちがどのようなところで活躍をしているのか、 フリーになる前にはどのような心構えをされておられたのか なども全員で共有することで ここにご参加になられた方にとっては、 「いまから準備しておくこと」が明確になられたのでは ないかと思いました。 最初「フリーは憧れ」ですと おっしゃっていた方も 「組織にいてもいまから準備することがわかったのでよかった」 とおっしゃっておられたことは嬉しいことでした。 フリーと起業の違いは、 法人化しているか、 そうでないかの違いで見るのがいいのではないか、 とのご指摘も。 またフリー栄養士と内職栄養士との違いは、 「どの程度、主体性を持って働くか」という点で 見ることができるかもしれない、 という見方をお示しいただくことで、 いろいろのケースについてカテゴライズする 視点を得られたように思います。 最後に、フリーになったり、起業したりするメリット デメリットについてお話ししていただきました。 メリットとしては、 自分のやりたいこと、好きなことができる。 自分の好きな時間に仕事ができる。 自由になれる。 憧れ……。 時間管理がしっかりできる。 デメリットとしては 収入が不安定になるという意見が 圧倒的でした。 アドバイザーの大橋先生は、 「収入が不安定になることを 心配している人は、フリーや 起業には向きません」ときっぱりおっしゃいます。 一同、苦笑!! ただし、この「食ジム」の目的は、 フリーになることや、 起業をすすめたりしていることではありません。 どんなテーマであっても 「私とは関係ない」と思うことなく、 一定の論理でディスカッションをしたり、 問いかけたりできるようになること、 バランスのとれた健康支援者を目指すのが 「コミュニケーション・トレーニング・ジム」です。 そのことを再度お伝えすることで、 いま、組織の中で貢献できることは何か、 定年までに組織の中で準備できることは何か ということをあらためて考えるきっかけにも なったように思いました。 大橋先生の考える、 フリー、起業化のための基本とは、 1.商品(売り)をつくる。 2.コンセプトを固める。 3.アピールアイテムをそろえる。 (名刺、パンフなど) 4.人を売る。 この4つを食ジムの最後にお示しいただきました。 4番の「人を売る」という項目は、 横浜市の現市長、 林 文子さんもその著書でおっしゃっていることでもあります。 何ごとも、 自分自身が感じがよくないと、 人は「あなたから聞きたくない」 「あなたに言われたくない」 「あなたから買いたくない」となります。 組織にいる人であれば、 いかに上役に必要な人となるか、 いかにその企業に必要な人となるか、 いかに自分という存在が誰かのお役にたてるか、 ということを考えることが いつかかならずやってくる フリーになるまでの準備なのではないかと思います。 セミナーが終わった翌日、 食ジムに参加された1人の栄養士さんが 横浜までご相談にいらっしゃいました。 1時間の話し合いの中で、 その栄養士さんの屋号づくり、 新しくつくる名刺の内容がほぼ決まりました。 先日降った雪が路肩に集められている中、 春の日射しは 少しずつその雪のかたまりを溶かしてくれていました。 もう少し溶けずに固まっていたい人、 溶けて、流れて、広がっていきたい人……、 少しは見慣れた雪景色にも、 いろいろの視点があることを感じながら、 足をすくわれないように帰途につきました。
by palmarosaK
| 2014-02-18 00:29
| 肯定的指摘、肯定的問いかけ
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